早いもので、もう6月。新型コロナウイルス症感染緊急事態宣言が
解除されて、青森ではコロナで入院していた人の数もゼロとなり、
喜ばしい思いですが、地元の大きなホテルや昔ながらの店が倒産し
たり、近隣町内で殺人事件が発生したりして、酷いことが続いてい
て、まだまだ気が晴れる状態ではありません。そんな中ですが、5
月の句会も無事に終えることができてうれしく思います。
さて、5月句会では牛郎さんの下記の句が、三人からの◎と
なりました。おめでとうございます。
鯖街道空の狭さよ栃の花 【牛郎】
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今月より、選句の結果、満点句(参加者全員から選句された句)の選者の感想や句評、◎選者の多かった句の感想や句評はこちらのコーナーにも載せることにします。
祥雲選
若狭から京都へと続く鯖街道沿いに栃の花が咲いていた。
それが茂って空が狭く感じられたという景でしょうか。人々
の暮らしと自然の関係が巧みに織り込まれた良句だと思います。
歌子選
どこまでも続く街道を、覆うように 生い茂っ
ている大木の並木の景が目に見えるようで
「空の狭さよ」とは、うまく言いえた表現だと
思います。
法被衣選
見上げると栃の花盛り。
時空を巧みに表現されています。
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6月の兼題は牛郎さんより三題お願いします。
6月の兼題
1【父の日】
2【梅雨晴間】
3【さくらんぼ】
4 当季雑詠
作品の投句は合計四句で、6月25日必着でよろしく
お願いいたします。
です。