１ 水やれば亡母うかぶや石蕗の花
２ 街灯に強く光りて石蕗の花
３ 閉じる店石蕗の花先に咲き
４ 露天湯のけむり艶やか八つ手の葉
５ 石蕗の花道案内の茶会かな
６ 口元の見えぬ賑わい酉の市
７ 渋柿の皮剥く五百六百個
８ 腰上げの一と針嬉し七五三
９ 天翔る寂庵の主冬紅葉
１０ 曜変の天目茶碗冬の星
１１ 花八手ミュージアムへと抜ける路地
１２ 花八手空にポンポンシャンデリア
１４ 花八手接写の白き大宇宙
１５ 逆光に透くや優美な花八手
１６ 冬来たる泥縄式に車庫に居る
１７ 老いの午後うつらうつらと石蕗の花
１８ 何もせずはや十一月の声をきく
１９ 稲鎌を供え新嘗祭の宵
２０ 十一月四条華やぐ招き上げ
２１ 縁はかる十一月の大社（おおやしろ）
２２ 椀と箸持って並ぶや新嘗祭
２３ 脱れ逃げ新嘗祭にバスタオル
２４ 頭一つ孫に越されて初冬かな
２５ 新嘗祭古代の祈り今もなお
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11月句会の投稿作品がそろいました。
今月は4句選とします。お気に入りの句には◎をして、一言感想を添えて
29日までにhaikude575@yahoo.co.jp までお送りください。
お待ちしております。
