顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

第111回 3月句会・選句



番 号    作 品          作 者

1 引っ掛けて一人で遊ぶ壺菫     【祥雲】

  法 駒 祥 
2 黒服の列を見送る野のすみれ    【歌子】 

  歌 法 駒 
3 すみれ押す色のうつれる広辞苑   【牛朗】

4 菫咲き本に挟めて想い出に     【一駒】

    祥 
5 園児らといっしょに躍る菫かな
   【しらぶる】

6 花菫おとこは幸を言はぬもの    【風葉】

7 薫風やせせらぎに舞う光かな     【法被衣】

8 春風は吹けどまだまだ外ヶ浜     【歌子】 

     し 歌 風
9 寅さんの口上聞こゆ春の風      【祥雲】

  し 駒
10 春風や子供かえりの百の母     【牛朗】

11 春風に噂乗り込み何処へ行く    【一駒】

   法 駒 風
12 春風や別れをそっと包みこむ    【しらぶる】

   歌 牛 駒
13 春風や昼のワインに江利チエミ   【風葉】
 
  し 歌 牛
14 春風に太極拳舞う吾の影      【法被衣】

15 遠足の子らの語らい聞きたけれ   【風葉】

16 遠足のおむすびの味忘れ得ず     【しらぶる】

  し 牛 風
17 遠足や灯台守の話聴く        【祥雲】

  
18 遠足や塩も忘れずゆで卵       【牛朗】

  
19 遠足やおにぎり水筒玉子焼き     【法被衣】

  法 牛 祥 風
20 遠足を終えて師の肩ゆるみたる     【歌子】 

   歌 祥
21 まどろんで遠足想う窓辺かな      【一駒】

   法 駒 祥 風
22 蛤や縄文の風微かなり         【歌子】

23 蛤に手毬麩そえて澄まし汁       【祥雲】

24 蛤吸いの命いただくありがたさ     【法被衣】

  牛
25 蛤焼く旅の心地の貰ひけり       【風葉】
   
  
26 蛤や浜の屋台の活気かな        【しらぶる】

27 蛤やパックリ口開け椀の中       【一駒】

  歌 法 祥 風
28 潮の香や焼き蛤の灰神楽        【牛朗】