歌◎
1 浅春や脛ふるわせる鷺の影 【祥雲】
1 浅春や脛ふるわせる鷺の影 【祥雲】
し 法
2 弁当の海苔巻き太し春浅し 【歌子】
2 弁当の海苔巻き太し春浅し 【歌子】
し 駒 歌
3 天守には人影もなく春浅し 【法被衣】
3 天守には人影もなく春浅し 【法被衣】
歌
4 軒ごとに湖へ出る道春浅し 【牛朗】
4 軒ごとに湖へ出る道春浅し 【牛朗】
牛 駒
5 春浅し山引き返す気概かな 【しらぶる】
5 春浅し山引き返す気概かな 【しらぶる】
歌
6 春浅し出かけの朝にすする白湯 【一駒】
6 春浅し出かけの朝にすする白湯 【一駒】
法◎
7 児を抱く母の姿や仏の座 【祥雲】
7 児を抱く母の姿や仏の座 【祥雲】
牛 駒 法 歌
8 白鳥や橋桁くぐり空に消ゆ 【しらぶる】
8 白鳥や橋桁くぐり空に消ゆ 【しらぶる】
9 色卵指先紅くイースター 【一駒】
祥 牛
10 庭土に猫腹ばいぬ蕗の薹 【歌子】
祥 し
11 土筆にも曲届けましょう吾笛で 【法被衣】
11 土筆にも曲届けましょう吾笛で 【法被衣】
祥◎
12 女学生たりし日の母玉椿 【牛朗】
12 女学生たりし日の母玉椿 【牛朗】
法
13 墓の無き我が家は如何に入彼岸 【祥雲】
13 墓の無き我が家は如何に入彼岸 【祥雲】
祥 し
14 彼岸西風父に供養の生一本 【牛朗】
14 彼岸西風父に供養の生一本 【牛朗】
祥 牛 し 駒◎ 法
15 散骨の友の彼岸や海光る 【歌子】
15 散骨の友の彼岸や海光る 【歌子】
牛
16 窓越しに鳥と目が合う彼岸かな 【法被衣】
16 窓越しに鳥と目が合う彼岸かな 【法被衣】
駒
17 故郷や瞼の中の彼岸参り 【しらぶる】
17 故郷や瞼の中の彼岸参り 【しらぶる】
18 彼岸過ぎ祈る地の記事名が光る 【一駒】