祥 法
1 枇杷の種貯めては土に埋めりけり 【一駒】
2 額の花教えし女の今何処 【法被衣】
3 ピンクのパジャマ気に入る母の更衣 【牛郎】
牛 駒 法
祥 駒 法
5 低き雲かぶり揺るるや栗の花 【歌子】
6 栗の花軽き重きの記憶の香 【法被衣】
牛
7 ナイターの時は気の合う二人かな 【歌子】
牛 歌
8 ナイターにチャンネル獲られ泣いた姉 【一駒】
祥◎ 歌◎
9 ナイターや闇の高みへ大歓声 【法被衣】
歌 駒
10 ナイターの照明に浮く代田かな 【牛郎】
11 ナイターの逆転負けの帰り道 【祥雲】
12 栗の花咲いて落ちれば雨続く 【一駒】
祥
13 栗の花生あたたかき風の出て 【牛郎】
歌 法◎
14 さゆらげる獅子の白髪栗の花 【祥雲】
牛◎ 駒 法
15 終活の整理始める梅雨に入る 【歌子】