顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

第24回 作品発表

 
皆様、あわただしくお過ごしのご様子ですが、一ヶ月の過ぎ去るのが、

とても早く感じられますね。

今回の兼題は 宵闇(風智さん) 湯豆腐 (真珠牛郎さん)と当季雑詠でした。


初心者なのでえらそうなことは何もいえませんが、今回は予想通り、『湯豆腐』

のほとんどが湯豆腐そのものが詠まれています、

『季語から出来るだけ離れる』

『季語やそのものの説明にならない』

『言い古されたことばは、使わない』(演歌の歌詞になってしまうよ~~)

こういうことをほんの少し、頭の片隅において、一句でもそういう作品が出来るように

ちょこっとだけ意識していきましょう。

指導者が居るわけではありませんし、今まで、各自自由にやってきたのですが、私の願い

ですが、出来ればここでは、なるべく文語体でやりたいと思うのですが、いかがでしょう。

出来るだけ・・・って言うのですから、特に今までと変わりないですけどね。





今月の作品数は70句と、いつもよりも多いですが、参加者十名で、一人二句から

最高二十句の投稿がありました。

いつもどおり5句の選句で、選句選評はお忙しいと思いますが、ぜひ皆様参加して

下さるようお願いします。締め切りは11月29日までによろしくお願いします。






















1.湯豆腐や妻はあぐらをかひてをリ 【歌子】


2.湯豆腐や昆布も尽きたりひとり酒  【J次郎2】


3.湯豆腐や情けに薄い我持てり    【道草】


4.宵闇に靴音ばかり過ぎていく    【島ちゃん】


5.湯豆腐やほろりと妻にありがとう 【しらぶる】


6.湯豆腐とあなたが恋しいこんな夜は 【風智】


7.宵闇や十九の頃の君恋し      【真珠牛郎】


8.湯豆腐はタクタクタクと踊りけり 【法被衣】


9.湯豆腐よわが身を割りて逃るるか 【萍漂子】


10.宵闇に暦をめくりわびしさが 【かんな】


11.湯豆腐や夫はのらりと生返事    【歌子】


12.背中向けわれは湯豆腐子は奴っこ 【萍漂子】


13.白き手が湯豆腐掬ふ朱の蓮華   【萍漂子】



14.湯豆腐を一人ぼんやり雨の日に   【かんな】


15..湯豆腐や蓋の熱さのもどかしさ  【J次郎2】


16. 宵闇にイルミネーション愛探す   【道草】



17.宵闇のコンビニで買うにぎりめし 【島ちゃん】

 

18.宵闇に亭主ひとりの散歩かな 【しらぶる】


19.湯豆腐と人肌燗でほろ酔いて 【風智】


20.大根で演技練習豆選手     【真珠牛郎】


21.湯豆腐のこんぶの味の頼りなき 【法被衣】


22.衣ぎぬの別れを舫へ湯豆腐に【萍漂子】
   


23.衣ぎぬの別れの夜は湯豆腐を 【萍漂子】
  


24.鍋の中残る湯豆腐箸いくさ 【萍漂子】



25.湯豆腐やいつものように乾杯す  【かんな】


26.宵闇の短き逢瀬ひしと抱き      【歌子】


27.なでつけてそぞろ宵闇呑み屋街    【J次郎2】


28.冬支度在りし父の手たどりつつ    【道草】


29.ふわふわの湯豆腐さらう笑顔かな  【島ちゃん】


30.湯豆腐やギター流しか赤暖簾    【風智】


31.今晩は夢を見そうな干し布団    【真珠牛郎】
 

32.湯豆腐や土鍋の底の昆布あおし   【法被衣】


33.ラッパの音母は湯豆腐思ひつき   【萍漂子】
 


34.湯豆腐よ塗り箸とても逃がさぬぞ 【萍漂子】



35.宵闇の体育館でボール追う    【かんな】


36.宵闇に流行り歌など口ずさみ      【歌子】


37.宵闇の長しが雲間に高く出る    【J次郎2】


38.湯豆腐のロックンロールおもしろい【島ちゃん】


39.宵闇に鷺の白さがぼやけてる   【風智】


40.湯豆腐ののれん横目に南禅寺   【真珠牛郎】


41.宵闇を楽しむゆとりなく生きる 【法被衣】


42.湯豆腐よ鍋に踊りてなに嬉し  【萍漂子】

  

43.ぷるりんと逃げし湯豆腐岩木山  【萍漂子】



44.稜線が浮き立つような秋の空   【かんな】


45.窓洗ひ鉢を片付け冬に入る      【歌子】


46.だだくさにおもちゃかぼちゃの売れ残り  【J次郎2】


47.宵闇にまぎれてキスし頬染める   【風智】
 

48.宵闇を電車の窓に迎えおり     【法被衣】
     

49.宵闇にひときは光れ北斗星     【萍漂子】



50.宵闇のしじまに宮はつつまれて  【萍漂子】



51.宵闇の深くまします鎮守さま  【萍漂子】



52.秋の夜うれしき葉書読んでをり 【かんな】


53.海の香のふきこぼれたるじゃっぱ汁    【歌子】


54.いちょうの葉ふるなみき道ちょっと跳ね 【J次郎2】


55.宵闇が海鳥たちを急かしてる     【風智】


56.仕事終え最終の声神無月       【法被衣】


57.宵闇に町のともしび恋しくて     【萍漂子】



58.月出でて宵闇を裂け岩木山      【萍漂子】
 


59.霧降りて谷の集落まだ明けず     【J次郎2】


60.宵闇や漁師見送る防波堤       【風智】


61.人影も寂しき雨の七五三       【法被衣】


62.宵闇に犬吼えて月出でん       【萍漂子】



63.錦秋や大声出したき車中なり     【J次郎2】


64.トタン屋根奏でて通る秋時雨    【風智】


65.宵闇の街灯の下に人を待つ     【萍漂子】
  


66.宵闇にまぎれ人と連れ添ふて    【萍漂子】
 


67.またひとつ年老いたなと秋時雨   【風智】


68.宵闇に月出し時いかにせむ     【萍漂子】
 


69.いかんせむ宵闇の月わが心     【萍漂子】



70.落葉が閉鎖予告す峠道       【J次郎2】







 ● 選句 ・・・・・・・・ 5句

 ● 選句選評の締め切り 11月29日
 
 ● 送り先        karako06@yahoo.co.jp