顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

2021-01-01から1年間の記事一覧

 2021年(令和3年)12月句会のご報告と次回兼題

予定よりも早く原稿が集まりましたので、繰り上げて早めにお届けいたします。 もう今月で終わりかな、もう継続は無理かなと毎回思いつつも、編集し終えると、今月も続けることができた、また新しい一か月が始まる、と喜びでいっぱいになります。顧問のいない…

2021年(令和3年)12月句会 選句・鑑賞・作者

編集 歌 ◎法 1 光芒を掠めねぐらへ小白鳥 【祥雲】 ◎ 牛 2 横すわりの熱燗注ぐ目の妖し 【歌子】 歌 祥 3 友逝きて弔吟捧ぐ冬桜 【あらまち一駒】 4 猪苗代白鳥の群れ遥かなり 【法被衣】 駒 5 白鳥や琵琶湖ブルーに数十羽 【牛郎】 歌 6 寒夕焼け西方…

令和3年 12月句会投稿作品

1 光芒を掠めねぐらへ小白鳥 2 横すわりの熱燗注ぐ目の妖し 3 友逝きて弔吟捧ぐ冬桜 4 猪苗代白鳥の群れ遥かなり 5 白鳥や琵琶湖ブルーに数十羽 6 寒夕焼け西方浄土と交信す 7 手も止まりアルバム捲る大晦日 8 生きているこその四苦八苦晦日かな 9 …

2021年11月句会のご報告と次回兼題

コロナの感染者発症数も全国的に落ち着いたと思いましたら、またも得体のしれぬ変異株が出てきました。世界中で一斉に素早い対応がなされていますが、私たちは今まで通り、マスクをかけ、人ごみの中にはあまり出ないように、手洗いうがいはマメにするといっ…

2021年11月句会 作品と選句と鑑賞

駒 1 水やれば亡母うかぶや石蕗の花 【祥雲】 2 街灯に強く光りて石蕗の花 【牛郎】 3 閉じる店石蕗の花先に咲き 【一駒】 駒 4 露天湯のけむり艶やか八つ手の葉 【歌子】 5 石蕗の花道案内の茶会かな 【法被衣】 祥 牛 歌 6 口元の見えぬ賑わい酉の市…

2021年11月句会

1 水やれば亡母うかぶや石蕗の花 2 街灯に強く光りて石蕗の花 3 閉じる店石蕗の花先に咲き 4 露天湯のけむり艶やか八つ手の葉 5 石蕗の花道案内の茶会かな 6 口元の見えぬ賑わい酉の市 7 渋柿の皮剥く五百六百個 8 腰上げの一と針嬉し七五三 9 天翔…

2021年11月句会の兼題

11月の兼題は、今まで通りこちらのコメント欄か、haikude575@yahoo.co.jp までお知らせください。 兼題は必ずしも季語でなくても構いません。例えば当季雑詠でもいいし、 ある言葉の読み込みでもいいし、調べぬいた季語でも、何でもご自由です。 祥雲さん…

2021年10月句会のご報告

10月もあっという間に終わり、もう11月です、早いですね~~~~。 さて、10月句会の高点句は、あらまち一駒さんの下記の句でした。おめでとうございます。 32 秋気満つ津軽大地は黄金色 【一駒】 (選者 ◎祥雲 歌子 法被衣) 高点句選者の感想 祥雲選 ◎ …

2021年10月句会作品・選句・作者

牛 1 銀輪や秋気の湖辺めぐりゆく 【祥雲】 駒 2 秋気めき闇にうごめく古代跡 【道草】 祥 歌 道 3金粉がほろり落ちそな十三夜 【一駒】 道 4万歩計も杖も紅いろ初紅葉 【歌子】 5原酒倉の眠る原酒に秋気満つ 【牛郎】 6秋気満つ田に煙立つ夕べかな 【…

2021年10月句会投稿作品

1 銀輪や秋気の湖辺めぐりゆく 2 秋気めき闇にうごめく古代跡 3 金粉がほろり落ちそな十三夜 4 万歩計も杖も紅いろ初紅葉 5 原酒倉の眠る原酒に秋気満つ 6 秋気満つ田に煙立つ夕べかな 7 車窓よりインスタ映えの初紅葉 8 徘徊や何処にいるんだ秋時雨 …

10月句会の兼題について

10月句会の兼題について 10月の兼題は、今まで通りこちらのコメント欄か、haikude575@yahoo.co.jp までお知らせください。 ● 祥雲さんより ( 秋 気 ) ● 牛郎さんより (秋時雨) ●法被衣さんより (10月) ● 一駒さんより (キノコ、茸) ● 道草さんより (…

9月句会のご報告

一日が過ぎるのはゆっくり感じるのに気が付けばもう10月です。 皆様お元気でお過ごしでしょうか。 9月句会には新しい投稿者も加わり、投稿数がにぎやかになりました。続けてのご参加を期待しています。 さて、9月句会では、法被衣さんと歌子の下記の句が同点…

第147回 9月句会作品・選句・感想・作者名 

道 牛 1父子して牛追う道や秋の暮 【祥雲】 駒 2古本の匂いや沁みる秋の暮 【道草】 3朝顔を目隠しにして着替え中 【歌子】 4夕焼けに豆腐二丁秋の暮れ 【一駒】 5朝顔や兄の形見の紺パッチ 【牛郎】 道 6朝顔やバス停の人背伸びして 【法被衣】 ◎歌 …

第147回 9月句会投稿作品

1 父子して牛追う道や秋の暮 2 古本の匂いや沁みる秋の暮 3 朝顔を目隠しにして着替え中 4 夕焼けに豆腐二丁秋の暮 5 朝顔や兄の形見の紺パッチ 6 朝顔やバス停の人背伸びして 7 ガラス越し母の面会梨ふたつ 8 アモーレと言いつ言われつカーニバル …

8月句会のご報告と9月句会の兼題

8月句会は、祥雲さんの下記の句が高点句でした。 おめでとうございます。 21秋めくや赤垂れ褪せる野の仏【祥雲】 選者 法被衣 ◎一駒 ◎牛郎 高点句選者の感想 法被衣選 21秋めくや赤垂れ褪せる野の仏【祥雲】 お地蔵さんの赤垂れは日差しに白っぽく褪せ…

お願い

♬ ♩ ♫ ♬ ♬ ♩ ♫ ♬ ♬ ♩ ♫ ♬ ♬ ♩ ♫ ♬ 残暑厳しく、勢いを増し続けるコロナ感染の日々にあって、出歩くこと もはばかられるような毎日ですが、皆様お元気でお過ごしのようで、 うれしく思います。 月一回ですが、俳句を5句ひねり、他の人たちにそれを披露し、 選…

第146回8月句会 投稿作品・選句・選評(感想)・作者 

第146回8月句会 投稿作品・選句・選評(感想)・作者 牛 1 今生の記念写真や生身魂 【祥雲】 2 天の川探しに宿の下駄借りて 【牛郎】 ◎歌 3 全天の畏怖信州に天の川 【法被衣】 祥 駒 4 天の川しずくこぼるる露天風呂 【歌子】 5 迎え火に迷う事なく先…

第164回 8月句会 投稿作品

第164回 8月句会 作品 1 今生の記念写真や生身魂 2 天の川探しに宿の下駄借りて 3 全天の畏怖信州に天の川 4 天の川しずくこぼるる露天風呂 5 迎え火に迷う事なく先祖来る 6 鵲(かささぎ)の繋ぐ出逢いや天の川 7 生身魂芋焼酎をぐびりぐびり 8 ひ…

7月句会のご報告と8月の兼題

暑い毎日ですが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。 7月句会は歌子の下記の句が、高点句と満点句でした。 7月は筆者の誕生月でしたのでネット句会からプレゼント をいただいたような喜ばしい気持ちでした。ありがとう ございました。 喜びの日は鮨と決め桶を…

第163回 7月句会作品、選句、句評感想、作者

7月句会の選句などすべて終了しました。各自の選句などが反映されているか ご確認ください。もし何かありましたら、ご連絡お願いいたします 7月の作品と選句(句評・感想)作者 ◎牛 駒 1 指触れるフォークダンスのキャンプかな 【祥雲】 2 独り占め独りキ…

第163回 7月句会投稿作品

第163回 7月の作品 1 指触れるフォークダンスのキャンプかな 2 独り占め独りキャンプの旨みかな 3 若者の頬照らしたりキャンプの火 4 鉢巻きの炊き込むカレーキャンプ村 5 テント張り飯ごうも子らで家族キャンプ 6 子と孫と光る鯖鮓ほおばれり 7 押し…

6月句会のご報告と7月の兼題

ご報告遅くなりましたが、6月句会は一駒さんの下記の句が高点句でした。 おめでとうございました。 18 ズロースにスカート挿みナマズ追う 【一駒】 (選者 ◎歌子 ◎祥雲 ◎牛郎) 高点句選者の感想 歌子 ズロースにスカートを挟むとは、なんと臨場感のある生…

第162回6月句会 作品選句鑑賞感想作者

第162回 6月句会 歌 法 1 並びいてアゲハ十頭水を吸う 【祥雲】 歌 祥 2 琵琶湖鯰あぶくを出して笑ひおり 【牛郎】 3 セピア色紫陽花寺の友と我 【一駒】 4 あじさいや淡きむらさき深き青 【法被衣】 駒 牛 5 断捨離の二度目に励む白夜かな 【歌子】 法…

第162回 6月句会

1 並びいてアゲハ十頭水を吸う 2 琵琶湖鯰あぶくを出して笑ひおり 3 セピア色紫陽花寺の友と我 4 あじさいや淡きむらさき深き青 5 断捨離の二度目に励む白夜かな 6 沖縄のざわわの風や黍の花 7 紫陽花や社に猿の雨やどり 8 アオムシもやがて飛立つ揚…

5月句会のご報告と6月の兼題

梅雨入りのところもあるようですが、こちらはようやく緑が深まり、 爽やかな初夏の風に吹かれております。 ご報告が遅くなりましたが、皆様お元気でお過ごしのことと思います。 さて、遅くなりましたが、5月句会は法被衣さんの下記の句が 高点句でした。おめ…

第161回 5月句会 投稿作品、選句、鑑賞感想、作者

1 菅笠の五つ並べる茶摘かな 【祥雲】 牛 駒 2 北斎の版画のような卯波かな 【祥雲】 法 3 隣国の船居並びて卯波たつ 【歌子】 4 頬かむり赤いたすきの茶摘み歌 【歌子】 5 源流は鈴鹿山脈新茶摘む 【牛郎】 6 休日はすぐ昼になる豆ごはん 【牛郎】 ◎…

第161回 5月句会 投稿作品

1 菅笠の五つ並べる茶摘かな 2 北斎の版画のような卯波かな 3 隣国の船居並びて卯波たつ 4 頬かむり赤いたすきの茶摘み歌 5 源流は鈴鹿山脈新茶摘む 6 休日はすぐ昼になる豆ごはん 7 貧しさや異国に茶を摘む子の素足 8 卯波光りサーファーの群れ無言…

4月句会のご報告と5月の兼題(追記)

長い連休続き、皆様いかがお過ごしですか。もう何の手立てもないのかとむなしい思いになるような新型コロナと変異種菌の蔓延のなか、皆様お元気で、それぞれのところでお元気にご活躍されていらっしゃるようでうれしく思います。 ひとり5句の投稿にもかかわ…

第160回 顧問のいないネット句会 4月句会

1 ボサノバの流るる茶房夏近し 【歌子】 2 店頭に春筍の二つ割り 【法被衣】 ◎祥 歌 ◎駒 3 春筍に託して変わりなき便り 【牛郎】 祥 歌 法 4 蓬色レースの大地夏近し 【一駒】 牛 5 朝掘りの春筍(しゅんじゅん)かかえ父帰る【祥雲】 ◎歌 駒 6 谷あい…