顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

2023-01-01から1年間の記事一覧

2023年12月句会 投稿作品、選句、選者、感想、【作者】

1.穏やかに児と語らえる柚子湯かな 【祥雲】 特選【丑郎選】 作者の実感が伝わります。 特選【法被衣選】 柚子湯の由来などを語り聞かせながら柚子湯でほっこり。 並選【歌子選】 こちらまでほっこりいい気持ちになるような入浴風景。ゆずのリラックス効果…

2023年12月句会 作品

1 穏やかに児と語らえる柚子湯かな 2 おでん鍋どれから喰おう大家族 3 カピバラの柚子鼻で突く湯あみかな 4 キャロリング歌い祈るやクリスマス 5 コンビニでおでん目移り頂戴な 6 銀座裏の笑める女将のおでんかな 7 隙間風築百年といふ母屋 8 月あかりイブ礼…

2023年12月の兼題

2023年も、いよいよ最後の月となりました。夏の異常な暑さには悩まされましたが、いろいろなことがありつつも、なんとか健康が守られて、無事に一年を終えることができますことを心より感謝申し上げます。 さて、2023年(令和5年)最後の句会、新年に向けた…

2023年11月句会 作品、4句互選、選者感想、作品作者

2023年11月句会 作品、互選、選者感想、作者 1 木の実なき山ゆ里へと熊降り来 【祥雲】 ◎特選 (選者 歌子) 人が襲われたり死んだりしている以上、山の動物が可哀そうだなんて言う気はありませんが、人間と動物が当たり前に距離を置いてすみ分けて生きてき…

2023年11月句会 投稿作品

1 木の実なき山ゆ里へと熊降り来 2 蕎麦刈りの次の工程軽トラで 3 主なき母屋にもう慣れ柿の家 4 秋桜の宇宙見下ろす土手の上 5 お下がりのぽっけに木の実二つ三つ 6 もういいかコスモス畑のかくれんぼ 7 蕎麦刈や子らの声するお昼どき 8 蕎麦を刈る人は青天…

11月句会の兼題のこと

11月に入っても、東京のほうでは、夏日予報が出たりしており、気温の目まぐるしい変化に、身体が追いつかないような状態ですが、それでも おおむね美しい紅葉、実りの秋の到来にはほっとします。 さて、10月句会も無事に終わり、11月句会です。いつもの通り…

2023年10月 選句と感想、作者

選句、感想、作者 丑郎選 ( 特3 並9 並20 並24) 特選 3 落鮎や簗でバク転水しぶき【あらまち一駒】 作者の観察力、表現力に感服しました。 並選 9子らはしゃぎ銀杏落葉蹴り走る【あらまち一駒】 子供達がはしゃぐ様子が伝わります。 並選 20 新酒利く…

2023年10月投稿作品

1 結婚式空は秋晴れ上の空 2 東大の銀杏落葉を踏みしめる 3 落鮎や簗でバク転水しぶき 4 ぽくぽくの木魚の音や萩日和 5 見送りて早ひととせの秋彼岸 6 長雨に断捨離五袋雨あがる 7 木の葉髪肩払ふ手に老いの影 8 ゆるゆると老いの坂道帰り花 9 子らはしゃぎ…

十月句会の兼題について

あれほど暑かった日々も何事もなかったかのように、ひんやり涼しい秋がやっと訪れました。皆様お元気でお過ごしのことと思います。 皆様には大変ご迷惑をおかけしましたアドレス変更のほうも、やっと落ち着き、迷惑メールも全く来なくなり、煩わされることも…

2023年(令和5年)顧問のいないネット句会九月の選句・作者 

★あらまち一駒選 特選◎8 二百円の秋刀魚を二人で分けて食ぶ 【祥雲】 愛情あふれる老夫婦の日常にほっこり 並選〇2 釣果なきボックス重し鰯雲 【歌子】 魚釣れない時は空を見上げるよね 並選〇7 もう忘れよう邯鄲よ陽が昇る【歌子】 鳴き止まぬ虫の声に寝不…

顧問のいないネット句会 2023年9月句会

九月句会 1 語り合う常夜灯の下もう秋か 2 釣果なきボックス重し鰯雲 3 邯鄲や露湯あふれいる伊豆の宿 4 邯鄲の宿の羽毛の枕かな 5 邯鄲の鳴き声薄れ夜明けかな 6 邯鄲の闇に届かぬ街路灯 7 もう忘れよう邯鄲よ陽が昇る 8 二百円の秋刀魚を二人で分けて食ぶ …

九月兼題

なかなか去りゆかぬ猛暑のなか、早いものでもう九月が来てしまいました。皆様お元気でしょうか。 猛暑はいつまでで、涼しい秋はいつ来るのかと天に尋ねたくなりますが、しずしずと現実を受け入れて過ごすしかないですね。 さて、九月句会の兼題を、よろしく…

2013年 八月 顧問のいないネット句会 作品(作者)、選句感想(選者)

1寝床より仰ぐ花火や旅の宿 【祥雲】 特選 【あらまち一駒選】日頃の疲れを癒し寝ながら花火鑑賞目に浮かぶ 並選 【歌子選】クーラーのよくきいた部屋で寝転がりながら花火鑑賞。長閑で平和 な情景が目に見えるようです。 並選 【法被衣選】部屋の灯りは消…

2023年八月句会 【投稿作品】

1 寝床より仰ぐ花火や旅の宿 2 妻と来て五山送り火京の宿 3 防空壕避け登下校した九月 4 灼熱の日々に負けてたまるか肉を喰う 5 八月大名腰骨へ貼り薬 6 刈り草の匂える径や夏やすみ 7 白帝や土曜の朝の宇治玉露 8 白帝や狭庭の野菜並ぶ朝 9 歌姫と被曝ピア…

八月の兼題

八月句会の兼題です よろしくお願いいたします。 祥雲さん 【 広島忌 】 丑郎さん 【 送り火 】 法被衣さん 【 花火 】 あらまち一駒さん 【 白帝 】 歌子 【 当季雑詠 】

2023年(令和5年)7月句会 選句、感想、作者

顧問のいないネット句会2023年(令和5年)七月句会

1 多摩川や妻と旅籠の鮎尽し 2 初蝉は土中にあるか暑き夜 3 遠雷と黒雲にみな走り出す 4 雷や光と音のショータイム 5 露天湯は日本海の中雷(らい)走る 6 七月の線状降水いと多き 7 7月や紙の絵葉書き届きたり 8 そよかぜも映る池塘や尾瀬の夏 9 母逝きて最…

句会の遅れのお詫び

前略 私ごとですが、息子から始まって、13日には私もコロナにかかり、家族は1週間ほどで つぎつぎに仕事に復帰しておりますが、私は昨日の検査では、陰性でしたが、予後がとても悪くて、咳き込みがはげしくて、ひたすら横になって、回復を待っている状態です…

七月句会

七月句会のお知らせをしていませんでした。遅くなりましたが 七月句会の投稿締め切りは、七月二十五日となっていますので、 下記の兼題でよろしくお願いいたします。送り先はhaikude575@yahoo.co.jp までです。お待ちしております。 あらまち一駒さんから 【…

7月の兼題について

6月句会は、難しい季語があったりしましたが、無事に終わりホッとしています。 早速7月句会の兼題をよろしくお願いいたします。 あらまち一駒さんから 【 雷(いかづち) 】 法被衣さんから 【 梅酒 】 祥雲さんから 【 鮎 】 丑郎さんから 【 七月 】 歌子…

2023年6月 顧問のいないネット句会

NO 特並選 作品・選者の句評感想 作者 1 三百の棚田や爽と青田風 祥雲 並選 三百の棚田や爽と青田風 【丑郎選】日本の原風景を彷彿感じます。 祥雲 並選 三百の棚田や爽と青田風 【歌子選】棚田の稲が青々と揺れている風景、なんと豊かで美しいこと。 祥雲 …

2023年6月句会

1 三百の棚田や爽と青田風 2 予報士の予報の当たる薬降る 3 蛍舞う旅籠の庭に山の水 4 身を捧げ散りし若者蛍来る 5 都会の庭園蛍飛び交う哀しさよ 6 姉川の闇を分け行く蛍狩 7 ぶいぶいと夏蚕(なつご)の糸を繰るばあば 8 逆さ富士映る隙なし青田かな 9 夕…

6月の兼題について

あっという間もなく5月が過ぎ去り、6月に突入しました。 皆様お元気でお過ごしのことと思います。 さて、5月句会が済んで余韻を楽しむ間もなく6月句会の 準備ですね。 皆様からの兼題をお待ちしております。 なるべく兼題が被らないように、お願いいたします…

2023年5月句会 作品、選句選評感想、作者

作品選者選評感想 作者 1 清流にまぎれ微かや河鹿笛 祥雲 1 並選 清流にまぎれ微かや河鹿笛 【歌子選】日本の美しい風景、美しい音が目にも耳にも伝わってきて、なんとも心地いい句です。 2 散り渋る重そうで軽い白牡丹 歌子 2特選 散り渋る重そうで軽い白牡…

2023年5月のネット句会

1 清流にまぎれ微かや河鹿笛 2 散り渋る重そうで軽い白牡丹 3 新緑や胸いっぱいに深呼吸 4 新緑や色とりどりの老婆達 5 風止みて皆腹ペコの鯉のぼり 6 ブナ林の滴る尾瀬の山路ゆく 7 地の恵み分け入り摘む山滴る 8 新茶汲む宇治政所味比べ 9 新緑や高き高き…

五月句会の兼題

四月句会も終わり、のんびりしているまに、カレンダーは五月に入れ替わり きょうから連続五日間、休みが続きます。 青森の我が庭では、ようやくチューリップや八重桜が咲きだし、数本の家庭菜園の畝に やっと野菜の苗を植えたところです。皆様のところはいか…

2023年4月句会 作品、作者、互選、選者の感想など

1 青龍を追うやうずしお奈落へと 祥雲 2 さえずりや口笛使ひ呼びかける 丑郎 3 えんつこ(嬰児籠)に座してほっこり座禅草 歌子 3 並選 (祥雲選)座禅草の特徴が巧みに可愛らしく表現されています。 3 並選 (丑郎選) えんこつ?調べてみると納得の句に関心…

2023年4月句会 

1 青龍を追うやうずしお奈落へと 2 さえずりや口笛使ひ呼びかける 3 えんつこ(嬰児籠)に座してほっこり座禅草 4 花筏びくともせずに堀占拠 5 花冷えや富士をあおぎて朝散歩 6 花冷えや突然入る師の訃報 7 花冷えや独り参拝砂利の道 8 麦青む遠くに近くに鳥…

四月の兼題

雪国青森ではようやく雪も解けて、花々の芽が吹きだしているところですが 皆様のところでは、もう桜満開でしょうか。 さて、三月句会も終わりましたので、四月句会の兼題をよろしくお願いいたします。 いつものように、この下にあるコメント欄に書き込むか、…

2023年3月句会 作品、選句選評、作者

1 げんげ田や孫と手を振る一両列車 歌子 並選1 (祥雲選)字余りが少し気になりますが、現実感 のある微笑ましい景の良句です。 2 紫雲英編み王女に仕立て結婚式 一駒 3 未練なくここを捨て去り鳥帰る 歌子 特選3 (一駒選) 人生がこんなだったらいい 並…