顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

2024年3月 顧問のいないネット句会 投稿作品

1

青空へ白木蓮の斉唱す

2

指舐めておはる牡丹餅お中日

3

巣立つ日の孫の胸元パールかな

4

がうがうと冬を連れ去り春来る

5

春一番窓越しに観る修羅場かな

6

三月の山河は水の光り出す

7

三月や何処も始まる田の準備

8

三月や余命宣告伸びる月

9

祝い事続く三月鉢を買う

10

三月や牛の顔さへのんびりし

11

寂しさを残し千羽の鳥帰る

12

群青に染まる大琵琶鳥帰る

13

鳥帰るはたきパタパタ転勤や

14

餌ひとつ持たず大空へ鳥帰る

15

黄八丈織る手の白さ鳥帰る

16

万物のうごめく影や水温む

17

水温む坂本城の穴太積

18

術後すぐ介護申請水温む

19

南国の「キジー」銛(もり)突く水温む

20

田の端の小さな滝や水ぬるむ

21

青柳や寅さんの声どこからか

22

蔵元の看板かくす青柳

23

ゆらり揺れ人かと竦む柳かな

24

雪解けて水面に揺るる猫柳

25

道沿いに孤高の一本柳かな

 

桜の開花ニュースがちらほらと聞かれるようになり、長かった冬ともようやく別れを告げる時が来ました。

 

少し遅れましたが、投稿作品がそろいましたので、お届します。          いつもの通り、互選四句で、特にお気に入りの句は特選とし、後の三句は並選として感想を添えてお送りください。締め切りは3月31日です。そのあとはすぐ4月の兼題をお願いします。ではお待ちしております。