顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

J次郎2さん選  第42回

J次郎2さん選 【9 11 24 26 35 36】
 

 
9 なめくじの這うがごとくの返事聞く
 
   自分のことを言われたような気がして
   
   思わず笑ってしまいました。
 
  「すぐ立たぬのも、骨無きゆえに
 
 
11 寧日や新茶を汲みて長話
 
   女性は何でも話題にできるので
   
   うらやましい。
  
   「色香の違い、うらやむなかれ
 
 

24  舟遊び指に触れなむ青楓
 
   池に張り出したカエデの枝でしょうかね。
 
  「まねくその手が、逃ぐるなみのゑ
 

 
26  若楓土俵を締める子らの声
 
   子供相撲でしょうか、それとも部活?
  
   初夏のすがすがしさが感じられます。でも
   
   『土俵を締める』が、ちょっとわからない。 
   
   稽古を終わって、土俵に幣をささげることでしょうか。
  
   すると、子供たちはこれから遊びに行くんでしょうね。
  
   「ちょいとお茶せむ、日はまだ永し」

 
 
35 衣替まずは箪笥のにおい着て
 
   なんだか気恥ずかしくなるような、同感と相槌を
 
   打ちたくなるような。
 
  「いたずらせむと、口紅を引く
 

 
36 衣更え夫に選びぬ空の青
 
   妻の愛情ですね。さわやかをイメージしてるのが
 
   お気に入りです。
 
  「黒かピンクか、薔薇と迷いぬ
 
 
 
いずれも昼のイメージが浮かびましたので

夜をイメージして

七七の付け句をしてみました。

破礼句になるかならぬか。
 
 
 
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●J次郎2さんの作品
 
古庭園ふたりふたりと若楓    【J次郎】
 
駅前がかるくあかるく衣がえ   【J次郎】
 
茶畑や茜襷を探せども       【J次郎】
 
ごめんよと言って塩振るなめくじら【J次郎】