顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

6月作品・選句・作者披講

作品番号     作  品 (赤文字は選者)        作 者
 
  牛
1 紫陽花や憂ひしたたる被災の地   【歌子】1
 
  法 か
2 佇んで滑るカヌーの波紋追う     【しらぶる】2
  
   次 歌
3 夏川やドレミファ橋をポンポンと    【祥雲】2
 
   つ 歌
4 終止符を打って見上げる夏木立   【島ちゃん】2
 
   
南天の花白きかな秋遠し        【J次郎2】1
 
   蝸
6 悩みある頭の形かき氷         【羽林】1
 
   か 島
7 梅雨模様猫と背伸びし日曜日     【法被衣】2
 
   次 法 歌
8 物干しに仕掛けられるや蜘蛛の糸   【蝸牛】3
 
   か
9 梅雨晴間幼いうちに薙ぎ払う      【牛郎】 1 

10 朝摘みしきゅうりあさってには届け 【つだ】
 
   し
11 片町の戸開けおく夏燕         【道草】 1       
 
    
12 あめつちを飛翔一閃夏燕       【祥雲】1
 
   祥  し 羽  牛 島  道
13 出迎えは古びた宿の夏燕       【歌子】6

14 夏燕ひたすら餌を巣に運び       【島ちゃん】

15 飛びかねて羽をつくろう夏燕       【J次郎2】
 
   
16 思案する頭上を掠め夏燕       【羽林】1
   
   つ 羽 
17 夏燕しばしわがもの街の辻
        【法被衣】3
 
   
18 夏燕いつもの巣から新生命      【しらぶる】1

 
19 家移りの時も決まれば夏燕       【蝸牛】
 
    次 羽 歌
20 口元は童顔のまま夏燕        【牛郎】4
 

21 夏燕滑空するや谷渡り        【かんな】
 
   祥 羽
22 脱ぎ捨てて駆け出す童夏燕       【つだ】2
 
   
23 蝿追ひて背を丸め母しきり      【道草】
 

24 家蠅の手もみながらの昼餉かな    【祥雲】
 
   つ 次 蝸 か
25 店番の婆様目で追ふ蝿二匹      【歌子】4
 

26 痩せた蠅手で払ってるおばあちゃん 【島ちゃん】
 
   道
27 いつ来たか流しにミバエと瓜の皮   【J次郎2】1
  
   牛
28 蠅叩く音や前世を思はせて         【羽林】1
 
   島
29 五つ六つ居間を根城に蝿や舞う     【法被衣】1
  
   
30 雨の日の蝿はゆうゆう居間を飛ぶ   【しらぶる】1

31 蝿叩き右左持ち変え狙い打つ       【蝸牛】
 
   牛 法
32 眼があって素知らぬそぶり蠅叩き   【つだ】2
 
   法
33 構えると呪文唱えて蝿消えり        【牛郎】1

34 どこからか知らぬ間に来て蠅が飛び  【かんな】

35 田園に麦わら帽子父の面           【道草】
 
   つ 蝸
36 小魚を麦藁帽で掬いけり            【祥雲】2
 
   
37 菜園の畝高くせる麦わら帽        【歌子】1
 
   牛
38 くたびれた麦わら帽子に差す日差   【島ちゃん】1
 
    
39 麦藁の帽子と竿も昼寝せよ       【J次郎2】2

40 麦藁帽男の翳り隠しけり            【羽林】
    
41 炭酸のコップの汗や麦藁帽         【法被衣】2
 
   し 
42 日焼けなら誰にも負けぬ麦藁帽     【牛郎】1
 
   し 羽
43 網持って麦藁帽子走り去る          【かんな】2

44 省エネの麦藁帽子カンカン帽        【しらぶる】

45 草刈りの音も高らか麦藁帽子      【蝸牛】
 
    
46 小さすぎる麦藁帽子を捨てられず    【つだ】1
 
    し 歌
47 夕焼けの沁みる野良着や岩木山     【道草】2
 
    
48 黄金の浄土に至る夕焼かな       【祥雲】1
 
   次 羽
49 夕焼けて調子はずれのわらべうた    【牛郎】2

50 夕焼けや旅の疲れも吹き飛んで     【かんな】

51 夕焼けや昨日のことは昨日のこと    【つだ】
    島
52 夕焼けやじゅっと燃え落つ日本海     【歌子】1
 
    か 道
53 夕焼けて肩に食い込む鍬一本      【島ちゃん】2

54 夕焼けのついに出ずして梅雨の宵    【J次郎2】
 
      つ 蝸 し 歌
55 夕焼けや壁にもたるる恋心         【羽林】5
 
     
56 夕焼けや地の果つるまで黄金色     【法被衣】1

57 夕焼けに染まるみょうとのワンセット  【しらぶる】
    
58 夕焼けの影踏み遊び親子連れ     【蝸牛 】1