作品番号 作 品 (赤文字は選者) 作 者
牛
1 紫陽花や憂ひしたたる被災の地 【歌子】1
1 紫陽花や憂ひしたたる被災の地 【歌子】1
法 か
2 佇んで滑るカヌーの波紋追う 【しらぶる】2
2 佇んで滑るカヌーの波紋追う 【しらぶる】2
次 歌
3 夏川やドレミファ橋をポンポンと 【祥雲】2
3 夏川やドレミファ橋をポンポンと 【祥雲】2
つ 歌
4 終止符を打って見上げる夏木立 【島ちゃん】2
4 終止符を打って見上げる夏木立 【島ちゃん】2
法
5 南天の花白きかな秋遠し 【J次郎2】1
5 南天の花白きかな秋遠し 【J次郎2】1
蝸
6 悩みある頭の形かき氷 【羽林】1
6 悩みある頭の形かき氷 【羽林】1
か 島
7 梅雨模様猫と背伸びし日曜日 【法被衣】2
7 梅雨模様猫と背伸びし日曜日 【法被衣】2
次 法 歌
8 物干しに仕掛けられるや蜘蛛の糸 【蝸牛】3
8 物干しに仕掛けられるや蜘蛛の糸 【蝸牛】3
か
9 梅雨晴間幼いうちに薙ぎ払う 【牛郎】 1
9 梅雨晴間幼いうちに薙ぎ払う 【牛郎】 1
10 朝摘みしきゅうりあさってには届け 【つだ】
し
11 片町の戸開けおく夏燕 【道草】 1
11 片町の戸開けおく夏燕 【道草】 1
道
12 あめつちを飛翔一閃夏燕 【祥雲】1
12 あめつちを飛翔一閃夏燕 【祥雲】1
祥 し 羽 牛 島 道
13 出迎えは古びた宿の夏燕 【歌子】6
13 出迎えは古びた宿の夏燕 【歌子】6
14 夏燕ひたすら餌を巣に運び 【島ちゃん】
15 飛びかねて羽をつくろう夏燕 【J次郎2】
蝸
16 思案する頭上を掠め夏燕 【羽林】1
16 思案する頭上を掠め夏燕 【羽林】1
つ 羽 道
17 夏燕しばしわがもの街の辻 【法被衣】3
祥
18 夏燕いつもの巣から新生命 【しらぶる】1
18 夏燕いつもの巣から新生命 【しらぶる】1
19 家移りの時も決まれば夏燕 【蝸牛】
祥 次 羽 歌
20 口元は童顔のまま夏燕 【牛郎】4
20 口元は童顔のまま夏燕 【牛郎】4
21 夏燕滑空するや谷渡り 【かんな】
祥 羽
22 脱ぎ捨てて駆け出す童夏燕 【つだ】2
22 脱ぎ捨てて駆け出す童夏燕 【つだ】2
23 蝿追ひて背を丸め母しきり 【道草】
24 家蠅の手もみながらの昼餉かな 【祥雲】
つ 次 蝸 か
25 店番の婆様目で追ふ蝿二匹 【歌子】4
25 店番の婆様目で追ふ蝿二匹 【歌子】4
26 痩せた蠅手で払ってるおばあちゃん 【島ちゃん】
道
27 いつ来たか流しにミバエと瓜の皮 【J次郎2】1
27 いつ来たか流しにミバエと瓜の皮 【J次郎2】1
牛
28 蠅叩く音や前世を思はせて 【羽林】1
28 蠅叩く音や前世を思はせて 【羽林】1
島
29 五つ六つ居間を根城に蝿や舞う 【法被衣】1
29 五つ六つ居間を根城に蝿や舞う 【法被衣】1
島
30 雨の日の蝿はゆうゆう居間を飛ぶ 【しらぶる】1
30 雨の日の蝿はゆうゆう居間を飛ぶ 【しらぶる】1
31 蝿叩き右左持ち変え狙い打つ 【蝸牛】
牛 法
32 眼があって素知らぬそぶり蠅叩き 【つだ】2
32 眼があって素知らぬそぶり蠅叩き 【つだ】2
法
33 構えると呪文唱えて蝿消えり 【牛郎】1
33 構えると呪文唱えて蝿消えり 【牛郎】1
34 どこからか知らぬ間に来て蠅が飛び 【かんな】
35 田園に麦わら帽子父の面 【道草】
つ 蝸
36 小魚を麦藁帽で掬いけり 【祥雲】2
36 小魚を麦藁帽で掬いけり 【祥雲】2
法
37 菜園の畝高くせる麦わら帽 【歌子】1
37 菜園の畝高くせる麦わら帽 【歌子】1
牛
38 くたびれた麦わら帽子に差す日差 【島ちゃん】1
38 くたびれた麦わら帽子に差す日差 【島ちゃん】1
祥 道
39 麦藁の帽子と竿も昼寝せよ 【J次郎2】2
39 麦藁の帽子と竿も昼寝せよ 【J次郎2】2
40 麦藁帽男の翳り隠しけり 【羽林】
蝸 島
41 炭酸のコップの汗や麦藁帽 【法被衣】2
41 炭酸のコップの汗や麦藁帽 【法被衣】2
し
42 日焼けなら誰にも負けぬ麦藁帽 【牛郎】1
42 日焼けなら誰にも負けぬ麦藁帽 【牛郎】1
し 羽
43 網持って麦藁帽子走り去る 【かんな】2
43 網持って麦藁帽子走り去る 【かんな】2
44 省エネの麦藁帽子カンカン帽 【しらぶる】
45 草刈りの音も高らか麦藁帽子 【蝸牛】
次
46 小さすぎる麦藁帽子を捨てられず 【つだ】1
46 小さすぎる麦藁帽子を捨てられず 【つだ】1
し 歌
47 夕焼けの沁みる野良着や岩木山 【道草】2
47 夕焼けの沁みる野良着や岩木山 【道草】2
牛
48 黄金の浄土に至る夕焼かな 【祥雲】1
48 黄金の浄土に至る夕焼かな 【祥雲】1
次 羽
49 夕焼けて調子はずれのわらべうた 【牛郎】2
49 夕焼けて調子はずれのわらべうた 【牛郎】2
50 夕焼けや旅の疲れも吹き飛んで 【かんな】
51 夕焼けや昨日のことは昨日のこと 【つだ】
島
52 夕焼けやじゅっと燃え落つ日本海 【歌子】1
52 夕焼けやじゅっと燃え落つ日本海 【歌子】1
か 道
53 夕焼けて肩に食い込む鍬一本 【島ちゃん】2
53 夕焼けて肩に食い込む鍬一本 【島ちゃん】2
54 夕焼けのついに出ずして梅雨の宵 【J次郎2】
祥 つ 蝸 し 歌
55 夕焼けや壁にもたるる恋心 【羽林】5
55 夕焼けや壁にもたるる恋心 【羽林】5
つ
56 夕焼けや地の果つるまで黄金色 【法被衣】1
56 夕焼けや地の果つるまで黄金色 【法被衣】1
57 夕焼けに染まるみょうとのワンセット 【しらぶる】
か
58 夕焼けの影踏み遊び親子連れ 【蝸牛 】1
58 夕焼けの影踏み遊び親子連れ 【蝸牛 】1