⑧蝸牛さん選 第44回

⑧蝸牛選句　【 3・9・21・28・34・16】

 
　　　3 百尋の滝の衣の舞う谷間

 　　　　滝の水飛沫が衣の様だと詠んでいるのでしょうか？

　　　　 そんな情景が浮かびました。

 

　　　　
　　　9 滝の音旋律ありてなきやうな

　　　　滝の水音が聞こえてきそうに感じます。

 

 
 　　21 竹ザルに一泊どまりかぶと虫

             此処にも良くかぶと虫やくわがたが飛んで来て
　　　　

　　　　　　網戸に止まります

 

 
 　　28 悩みなど無しや海月の舞ひ軽し

　　　　海月のフワフワを見ていると、確かに悩みなど

　　　　無さそうに感じます。

 

 
 　　34 うつし世を漂う我も海月かな

　　　　私も漂ってます・・・。

 

 
　　16 荷車で西瓜二玉届きけり

　　　　毎年、夏に生ると近所の方からスイカを頂きます。

　　　　軽トラックに乗せて来られますが、其れと重なります。

 

 

 

 

 

 

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●蝸牛さんの7月の作品

 

 

滝壺に落とし込みたい恨み事　　　　　【蝸牛】
 
地につかぬ海月に似たり娘かな　　　【蝸牛】
 
追山の勢い水かな声高く　　　　　　　　【蝸牛】