⑬かんなさん選 【1.23.24.28.34.38 】
1. 奈落より神霊上がる瀑布かな
観察力のすごさに感服です。
23. 夏草の刈りて巣の蜂向かふなり
草を刈っている人に蜂が巣を守ろうとして、
向かって行く様を読んだ句でしょうか?
もしそうなら、逃げる人追いかける蜂の必至さ
が伝わってくるような気がします。
24. 夏山の雲の間に間に静かなり
きっときれいな青空が見えているのでしょうね。
28. 悩みなど無しや海月の舞ひ軽し
唯 水の中で浮かんでいて
「いいな~ あなたは」と作者のつぶやきが聞こえて
きそうな気がします。
34. うつし世を漂う我も海月かな
いろんな事情をかかえて、回りの人に同調して
生きている そんな自分を海月にたたえている
のでしょうか。上手な表現に頭が下がります。
38. 語らふと小舟の下に海月かな
話に夢中になっていたらいつの間にか舟の下
は海月がいっぱい なんて びっくりしますね。
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かんなさんの7月の作品
落ちて泡吹き飛んで渦が巻き 【かんな】
空いっぱい海月のような雲浮かび 【かんな】
荷車で西瓜二玉届きけり 【かんな】
空いっぱい海月のような雲浮かび 【かんな】
荷車で西瓜二玉届きけり 【かんな】