顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

24年1月 第50回 投句作品

1 塵払ひ夢を重ねて宝船
2 幾度も触れてまどろむ宝船
3 吉報や二つ揃おた宝船 
4 部屋の中置いて眺めて宝船 
5 船頭の七人もゐて宝船 
6 始まりは誰も裸や宝船 
7 列島を宝船にと言ふ思い
8 宝船たしか寝る前入れたはず
9 宝船笑み満載のめでたさや
12 光受け雪の回廊淑気満つ
13 神官の木靴の音の淑気かな
14 散歩道見慣れた景色淑気かな
15 太鼓橋渡る社の淑気かな
16 玉砂利を踏む足音や淑気満つ
17 卒寿なる師凛として満つ淑気
18 無垢板の上がり框の淑気かな
19 枕元新着新足袋淑気かな 
20 一夜明け境内に満つ淑気かな
23 冬眠の亀つつきたる童去り
24 冬眠の白蛇の息や古社 
25 冬眠の亀の寝床の冷蔵庫
26 いつまでも冬眠中のわが才能 
27 冬眠やまづは曇りて窓硝子 
28 冬眠の白き寝息や世界遺産
29 冬眠やまだ収まらぬ放射能 
30 冬眠の蛙身震い畔直し 
31 冬眠と添い寝をしたき二日酔い
34 日脚伸ぶ和服の袂小枝かな
35 日脚伸ぶ窓辺の鉢に水多く
36 親子してそぞろ歩けば日脚伸ぶ
37 日脚伸ぶ目覚ましよりも先に起き 
38 ポケットに読みかけの本日脚伸ぶ 
39 日脚伸ぶ三日続けて友と会ふ
40 日脚伸ぶ本棚にある「悩む力」
41 九十五の伝い歩きや日却伸ぶ
42 キーボード打つ手を休め日脚伸ぶ