顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

J次郎選 (第25回)

押し迫ってまいりました。

なかなか、PCで遊んではかりとはゆきません。

さて、十二月分選句です。



●J次郎選【13 33 40 54 63】


13.靴下の綻び繕うクリスマス
     
     実景ではありませんが、五十年前ならそうもあったかと

     ノスタルジックなところをかいました



33.携帯をかざして拾う除夜の鐘

     逆に、今ならばこんな光景もあたりまえかと

     新鮮な光景をかいました



40.独り酒聞くともなしの除夜の鐘

     うーん。年がかわろうと、人生はかわらない。

     のでしょうか



54.分校の勢子に追われて雪うさぎ

     校庭なのか玄関なのか・・子供たちの歓声が聞こえるようです


63.それぞれの人となりか雪うさぎ

     その子供たちのつくった雪うさぎ。形も大きさもさまざまで
     
     目にうかびますね



選句にまよった、気になった句は

55.雪うさぎあしたは残す笹の耳

     どこに置かれた雪うさぎでしょうか。

     もしかすると、めったに雪の降らない土佐の

     うさぎですかね



29.撞くかねの遠く遠くにあかね雲

     情景は浮かびます。冬、じゃないのが惜しい


69.雪うさぎ下駄箱の上で水浸し

     おもしろい光景です。ただ、この「上で」だと

     水浸しになっているのが「雪うさぎ」のように思えます。


今回は、雪うさぎにおもしろいのが多かったように感じました。

やはり、自分に実感が無いので、どれも新鮮におもえるのですね。












●J次郎2の作品



2 もう寝たかまだだともどる偽サンタ 【J次郎2】

14 ケーキ屋が明かり眩しきイブ更けて 【J次郎2】

28 捨て去ってなお余りあり百八つ      【J次郎2】

38 サイレンの遠きに混じる除夜の鐘 【J次郎2】

44 かねの音を比べつ行かむ雪の除夜 【J次郎2】

50 中州まで飛びつつ石のゆきうさぎ 【J次郎2】
 
65 コンビニの包みは温しゆきうさぎ 【J次郎2】