押し迫ってまいりました。
なかなか、PCで遊んではかりとはゆきません。
さて、十二月分選句です。
●J次郎選【13 33 40 54 63】
13.靴下の綻び繕うクリスマス
実景ではありませんが、五十年前ならそうもあったかと
ノスタルジックなところをかいました
33.携帯をかざして拾う除夜の鐘
逆に、今ならばこんな光景もあたりまえかと
新鮮な光景をかいました
40.独り酒聞くともなしの除夜の鐘
うーん。年がかわろうと、人生はかわらない。
のでしょうか
54.分校の勢子に追われて雪うさぎ
校庭なのか玄関なのか・・子供たちの歓声が聞こえるようです
63.それぞれの人となりか雪うさぎ
その子供たちのつくった雪うさぎ。形も大きさもさまざまで
目にうかびますね
選句にまよった、気になった句は
55.雪うさぎあしたは残す笹の耳
どこに置かれた雪うさぎでしょうか。
もしかすると、めったに雪の降らない土佐の
うさぎですかね
29.撞くかねの遠く遠くにあかね雲
情景は浮かびます。冬、じゃないのが惜しい
69.雪うさぎ下駄箱の上で水浸し
おもしろい光景です。ただ、この「上で」だと
水浸しになっているのが「雪うさぎ」のように思えます。
今回は、雪うさぎにおもしろいのが多かったように感じました。
やはり、自分に実感が無いので、どれも新鮮におもえるのですね。
●J次郎2の作品
2 もう寝たかまだだともどる偽サンタ 【J次郎2】
14 ケーキ屋が明かり眩しきイブ更けて 【J次郎2】
28 捨て去ってなお余りあり百八つ 【J次郎2】
38 サイレンの遠きに混じる除夜の鐘 【J次郎2】
44 かねの音を比べつ行かむ雪の除夜 【J次郎2】
50 中州まで飛びつつ石のゆきうさぎ 【J次郎2】
65 コンビニの包みは温しゆきうさぎ 【J次郎2】
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