時間のたつのはなんて早いんでしょうね。この前新年あけた
ばかりと思っていたら、もう２月２０日です。
こちらはまだ雪降りしきる毎日ですが、南のほうからは
梅便りも届くこのごろとなり、なんだかわくわくしてきます。
今回は、うれしいことに、祥雲さんとかたつむりさんのお二方
も加わり、投稿作品もにぎわい、これもまたわくわくしながら
編集させていただきました。
今回の兼題は、「二」 （法被衣）
「豆撒きあるいは剪定」 （真珠牛郎）
「当季雑詠」
それにしても、今月は、季語重なり、季語なし作品の
多かったこと。歳時記は各自お持ちだと思いますが、
お持ちでない方は、「歳時記」で検索するとたくさん
出てきますので、ぜひ活用なさってください。
今回は、１２名の参加、６７作品でした。みないい作品
ばかりで選ぶのが難しい、自分のようなものが人様の作品
を選ぶなんておこがましい等々の理由から、選句がいやだ
というかたもいらっしゃるようですが、いいなあと感じる
気持ちに素直になって、今回も５句選にしたいと思います
のでよろしくお願いいたします。
選句締め切りは２月２８日です。
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作品番号 作 品
1 二月逃げ三月去るか福の神
2 二に点々雪の降る夜に兎過ぐ
3 少年や受験に挑む二月なり
4 目で語る二人がおりぬ春の茶屋
5 寄り添いし二人静の穂に光
6 二人して傘を支える春一番
7 二人して自爆テロ聞き餅を焼く
8 ふたつとせ数え歌にて候や
9 二人して歩く野面は春淡し
10 二人して露天めぐりや厄詣
11 白梅に吸い寄せられし二人連れ
12 春の朝同行二人四国路の
13 涙声二月異国に涙雲
14 蓑を着て雀の遊ぶ二月かな
15 遍路路同行二人の笠が行く
16 二浪して母の手離れ新入生
17 鴉二羽春めく風にたわむれて
18 お雛様うっとり見つめるりん２歳
19 二月尽雪もなければ下駄もなし
20 紅梅や母の裾持つ二兄弟
21 ボケの木に吾名なづけて剪定し
22 剪定を去年は外さずぼけの花
23 剪定の後継ぎ出来てはかどりし
24 剪定の捨て枝壷に咲き匂ひ
25 剪定や鋏の音の心地良さ
26 霊園の剪定終えて日差し浴び
27 水盤の梅の剪定見ていたる
28 剪定をまぬかれた木々ほくそえむ
29 剪定の鋏の音や唄う亡父
30 剪定に天が拡がる梅林
31 散髪と剪定終えて首撫でる
32 枝伸びて剪定鋏さがしをり
33 髪を切り剪定カットと銘をうつ
34 剪定や手ほどき苦慮すパソコン子
35 剪定の野太き声や林檎畑
36 剪定やこの一枝を如何にせん
37 剪定を不協和音でごまかすや
38 剪定に迷い手を止め上着脱ぐ
39 剪定のハサミの音に足を踏む
40 静けさや剪定鋏も昼休み
41 古希の夫ジーパン姿で剪定す
42 鬼は去り福尋ねしはいつの日か
43 豆撒きの明けてからすの集う道
44 豆撒きやなぜかいつでも爺が鬼
45 そそくさと吹雪の夜に豆をまく
46 豆撒きの町に流るる声ひとつ
47 コーヒーに年の豆添えモーニング
48 一人居の豆撒き福も鬼も内
49 豆撒きの塩をまくごと相撲取り
50 豆撒きに暖かな雨しとしとと
51 鬼母神豆撒き安堵鬼は内
52 叫ぶよう冬の稲妻走り去り
53 北風の街中響く笑い声
54 あわゆきがしずくになりて陽射しかな
55 へその緒をつけし子猫を母拾う
56 言い訳の多き嫁ごや春の雪
57 鼻先の微かに潤む春の牛
58 終わったと思う心にひこばえせ
59 街路樹をあわれと思え強剪定
60 空寒し春の匂いの乙女行く
61 福寿草見たくて野道駆け上がる
62 昨日より今朝が明るし梅の畠
63 天仰ぎすっくと立てり春の馬
64 春の山真白き裾野波に濡れ
65 一つ傘春の霙を楽しめり
66 愚弟とてひこばえ願い酒を断つ
67 雪の朝そろりとズボン履く二月
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●選句の送り先 karako06@yahoo.co.jp
●送り方の様式
件名には選句であることがわかるように 「２月選句」「選句ですよ～」
などのようにいれてください。
本文には、選句者名、作品番号、感想批評などを下記の要領でお願いします。
太郎選 【１．３．５．７．９．】・・・括弧は【 】を使ってください。
１．作品のコピー
感想、批評、鑑賞
３．作品のコピー
感想、批評、鑑賞
５・作品のコピー
感想、批評、鑑賞
７．作品のコピー
感想、批評、鑑賞
９．作品のコピー
感想、批評、鑑賞
あとはご自由に書き込み可です。
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