顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

第28回作品発表

第28回目のネット句会の作品がそろいました。
 
なぜか転記文字が、勝手に巨大化してしまうので
 
違和感があると思いますが、修正の仕方がわからないので
 
このまま載せます。(老眼の視力には、みやすいですね)
 
 
今回は12名の参加、58作品でした。
 
ご自分の作品に、お間違いがないか、確認おねがいします。
 
選句は28日(日)までにkarako06@yahoo.co.jpあてお願いします。
 
 
 
 

作品番号       作     品 
1休耕の畠に一畝黄水仙
2庭の隅堂々たるや黄水仙 
3春雨や旅立ち祝うひとしきり
4春雨に濡れても遊ぶ猫二匹
5せせらぎに沿いて歌うや黄水仙
6黄水仙群れよりひとつはみ出して
7黄水仙一輪挿して髭撫でる
8しっとりと苔に浸み入る春の雨
9指揮者見て歌うがごとし黄水仙
10春雨や水鳥の跡絶えにけり
11風に揺れ鏡欲しいか黄水仙 
12黄水仙廃屋の庭鮮やかに
13置物を眺め眇めて春の雨
14笑みこぼし老いた両手に黄水仙
15ひとり居て一輪差しに黄水仙
16崖下の風に揺れてる黄水仙
17黄水仙われ見つめおり水鏡 
18旅立ちの海風花のしきりなる
19春雨や詫びる私に降り注ぐ
20縁側に座して昼餉や春の雨
21コーラスの発表会なり黄水仙 
22能登海のたおやかなりし黄水仙
23モノクロの世界にポツリ黄水仙 
24風の中ならび踊るか黄水仙
25春の雨マスク外して歌唄う 
26先達が五年生なり年度末
27頬伝う流るる雫春雨か
28春兆し肌を気にする老いた母
29ゆでたまご古い私の殻を脱ぐ
30春雨やかげ薄墨の傘の列
31春雨や別れの頬に伝い落ち
32髭面や青い瞳の遍路行く 
33薄衣はらりと脱げて黄水仙
34春雨や駆け足逃げる半平太 
35立ち止まる老いの病に黄水仙 
36女学生花束かかえ三月に
37崖下のハケに明るし黄水仙 
38春雨やナズナを伸ばす畦の道
39黄水仙笑顔で並ぶ園児かな 
40春雨を気取りて濡れる男かな 
41水溜りめがけてやさし春の雨
42春雨の六絃琴説法心滲み
43黄水仙群れ咲く先に保育園 
44傘をとじ春雨匂う街の角 
45指先をひねりて花の種を蒔く
46青空にあふるる笑みのミモザかな 
47菜の花の天ぷらの香や妻笑ふ 
48生い茂る木々の隙間の春日差し
49春雨を遠くに走る終電車 
50春雨やひとり眺める窓の外 
51耕すと何処で聞いたかカラス来る
52空を蹴るあこの足裏や春の雲    
53幼子の追うては消ゆるしゃぼん玉
54春帽子針の一刺し迷いけり
55春雨は点滴のごとわれに降る
56春雨の滴がつたう玻璃の窓
57どの顔も笑顔の童黄水仙 
58春雨の地に滲み入りて黒き土
● 読み仮名 

40の男→「おのこ」
 
57の足裏→「あうら」