●J次郎2選【11 43 49 65 69】
今月は題がかなり難しかったのか
ひねった句が少なく、素直に詠んだものか、川柳もどきが多かった。と感じます。
捻るのが良い、とは申せませんが、素直なのは「驚き、感嘆」に欠けるのが残念です。
11 蛍火やおしゃべりギャルも黙らせし
自然の営みには誰もが口をつぐみますね。
43 かや張りのかやが重たし童なり
蚊帳をつったのはいったいいつごろのことでしょう。懐かしいですね。
蚊帳をつったのはいったいいつごろのことでしょう。懐かしいですね。
49 片蔭や何潜みおる路地の奥
陰の暗さがよくでています。
陰の暗さがよくでています。
65 甚平の紐結べずに泣く児かな
あたたかいまなざしがきもちよい、です。
あたたかいまなざしがきもちよい、です。
69 父の日やどうも似合わぬ白い薔薇
なんとなく、共感。
なんとなく、共感。
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●J次郎2作
1泡越しにダンサー凝視す夏の宵 【J次郎】
14贈られしタイは箱なり去年より 【J次郎】
27蚊や哀れ煙も見えぬに六畳間 【J次郎】
40電柱の影踏み行かむ汗の道 【J次郎】
54着て出れば恥ずかし毛脛のなま白し【J次郎】
67おさなごが手のうち灯り飛び立ちぬ 【J次郎】
14贈られしタイは箱なり去年より 【J次郎】
27蚊や哀れ煙も見えぬに六畳間 【J次郎】
40電柱の影踏み行かむ汗の道 【J次郎】
54着て出れば恥ずかし毛脛のなま白し【J次郎】
67おさなごが手のうち灯り飛び立ちぬ 【J次郎】