顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

J次郎選 第31回

●J次郎2選【11 43 49 65 69】
 
今月は題がかなり難しかったのか
ひねった句が少なく、素直に詠んだものか、川柳もどきが多かった。と感じます。
 
捻るのが良い、とは申せませんが、素直なのは「驚き、感嘆」に欠けるのが残念です。
 
 
11 蛍火やおしゃべりギャルも黙らせし
    自然の営みには誰もが口をつぐみますね。
 
 
43 かや張りのかやが重たし童なり
    蚊帳をつったのはいったいいつごろのことでしょう。懐かしいですね。
 
 
49 片蔭や何潜みおる路地の奥
    陰の暗さがよくでています。
 
 
65 甚平の紐結べずに泣く児かな
    あたたかいまなざしがきもちよい、です。
 
 
69 父の日やどうも似合わぬ白い薔薇
    なんとなく、共感。
 
 
 
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●J次郎2作
 
1泡越しにダンサー凝視す夏の宵   【J次郎】
 
14贈られしタイは箱なり去年より    【J次郎】  
 
27蚊や哀れ煙も見えぬに六畳間    【J次郎】
         
40電柱の影踏み行かむ汗の道     【J次郎】
  
54着て出れば恥ずかし毛脛のなま白し【J次郎】
            
67おさなごが手のうち灯り飛び立ちぬ 【J次郎】