顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

法被衣さん選 第33回

昨日車で自転車と接触事故を起こして

本人含めて皆が嫌~な気分に。

さいわい大きな事故にはならないようで、ま、いっか・・・。

転倒して後から来た車に轢かれてでもいたらと考えるとぞっとします。
 
それでは今回の選句・選評です。
 
 
●法被衣さん選 【2、36、17、6、10、49】
 

2 小気味良き一条のひび西瓜切る
 
西瓜を切る時、張っていた皮がはじけるような感覚、
小気味いい音が聞こえてきそうです。
 
36 木戸くぐり露置く萩に阻まれぬ
 
萩に対するやさしさが感じられます。
濡れるのがいやなのか、露を落とすのが忍びないのか。
 
17 草引きの汗に非情の残暑かな 
 
非情の残暑かなの言い回しが暑さを見事に言い表していると思いました。
今年は日射が痛いように感じます。
 
6 流水の西瓜ぬるしと児は無粋
 
せっかく冷やしたつもりなのに今の子供達は・・・。
冷蔵庫にはかなわない?

 
10 孫の数ただして西瓜切られけり
 
西瓜を切るのをお孫さんたちは周りで待っているのでしょうか。
切り間違えるとえらいことに?

 
49 大屋根へ月走らせる野分雲
 
雲がどんどん流れてまるで月が走っているような様子が面白いと思いました。
 
 
全般の感想

情景や心情をそのまま素直に詠んだ句が多かったように感じました。

毎回J次郎2さんが指摘されているように、ひとひねり、ふたひねりが

欲しいと思いました。

まずはひねる前に感動ありき、ではありますが。
 
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●法被衣さんの作品

8.井戸底や西瓜宿して丸き空 【法被衣】 
 
21.夜とてもまだ沸騰の残暑かな 【法被衣】
 
34.うす紅の水面に落ちる萩の滝 【法被衣】
 
47.特大の月昇り来しビルの谷 【法被衣】