顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

第34回 作品発表

第34回 顧問のいないネット句の作品がそろいました。
 
当季雑詠を出されない方が数名いましたのと、かんなさんが
 
お休みで、合計45句でした。
 
あと、余分に投稿された句は、掲載しませんので、広場のほうに
 
載せて、お楽しみいただければと思います。
 
選句は5句で、27日までにお願いいたします。
 
 
 
 
 
作品番号        作     品 
 

 
1 夕映えを吸いて色増す唐辛子 
  
2 藁葺の軒にゆらゆら唐辛子
 
3 唐辛子迷ってはじく飯支度
 
4 唐辛子夕日の軒に遠筑波 
  
5 唐辛子重なる艶の赤き山
 
6 覚悟せよ山盛り炒めた唐辛子 
  
7 唐辛子吊るして見ればオブジェかな
  
8 唐辛子刻める汝れの苛立ちて
 
9 炒め物妻の牛耳る唐辛子 
 
10 唐辛子空になるほど話込む  
 
11 軒下に逆さ吊りされ唐辛子 
 
12 この位置で生きていいのか唐辛子  
 
13 枝豆で今日の癒しの日暮れかな  
 
14 枝豆やいらぬ一言悔ひており 
 
15 枝豆や程よき青さ嫉妬する 
 
16 枝豆の殻に伸びる手大ジョッキ  
 
17 枝豆や猫ゆうゆうと居間を行く  
 
18 枝豆の尽きてジョッキがやや重く 
 
19 枝豆の一粒零れ迷子かな  
 
20 枝豆の弾けて子猫気色ばみ  
 
21 枝豆の来るまで待って口火切る 
 
22 枝豆を頬張りて聞く愚痴話 
 
23 道の駅はしり枝豆奪い合い 
 
24 茹でたての枝豆青し夕涼み 
 
25 夕映えに透けて暮れゆく大花野 
 
26 大花野三味の音風と戯るる 
 
27 戯れて花野の迷路連れ探す 
 
28 花野ゆく遠き鉦の音葬の列 
 
29 カメラマン花野の海を泳ぎおり  
 
30 ゆる風も嵐と揺れる花野かな 
 
31 吹く風に誘われ親子花野ゆく 
 
32 土手をゆく人は花野に驚きて  
 
33 散歩道けふ花野にて距離伸ばす 
 
34 日の沈む花野に一人佇みて
 
35 目の前に伊吹の花野あふれ咲き
 
36 二人して二輪車で行く花野かな 
 
37 しんがりの湯浴みの母や虫の声 
 
38 よくできた案山子と知らず話しかけ 
 
39 初さんま夕げを囲む卓ひとつ 
 
40 蟋蟀のわれも独りと鳴く夜かな 
 
41 子を託す都心の川の赤とんぼ 
 
42 週末の里は田を焼く煙這う 
 
43 海を越え秋の風吹く街歩く 
 
44 名月やスカイタワーも励まされ 
 
45 右耳は虫の音かくれ鳴きやまず