顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

法被衣選  第34回

●法被衣選【14, 20, 30, 27, 40】
 
14 枝豆やいらぬ一言悔ひており
 
ついつい一言多かった・・・。

枝豆をつまみに飲んでいる時なのか

一人おやつの枝豆を前にして悔いているのか。
 
 

 
20 枝豆の弾けて子猫気色ばみ 
 
子猫が両手で枝豆の一粒を押さえに行く
 
姿が目に浮かびます。
 
 
 

30 ゆる風も嵐と揺れる花野かな 
 
コスモスとかまさにこの光景ですね。

風を感じます。

 
27 戯れて花野の迷路連れ探す
 
広い花野ではぐれてしまいましたね。

 
もう、どこへ行ってしまったんだろうと
 
ちょっと不機嫌になるも、花は気持ちを
 
慰めてくれそうです。

 
40 蟋蟀のわれも独りと鳴く夜かな
 
蟋蟀が家の中で鳴いているのでしょうか。

 
しんみり聞きいってしまう自分がいます。
 
 
 
 

なぜか選外になってしまった句
 
42 週末の里は田を焼く煙這う
 
のどかな田園風景が広がります。

明るいうちなのか夕景なのかで趣が違いますね。

 
28 花野ゆく遠き鉦の音葬の列 
 
こういう光景は映画でしかみた事がありません。

非常に映像的だと思います。

 
 
その他気になった句
 
12 この位置で生きていいのか唐辛子

10 唐辛子空になるほど話込む
 
句の内容を説明いただけるとありがたいです。

唐辛子の句は兼題を直接詠見込む句が多かった
 
のですが、上記二句はそうではないので。
 

 
===============================

 
●法被衣さんの作品
 
5.唐辛子重なる艶の赤き山    【法被衣】
 
17.枝豆や猫ゆうゆうと居間を行く 【法被衣】
 
29.カメラマン花野の海を泳ぎおり 【法被衣】
 
41.子を託す都心の川の赤とんぼ  【法被衣】