11 新聞と午睡におちる小春かな
<感想>
これも、祖母が鼻眼鏡をかけ、炬燵でやっていました。
<感想>
これも、祖母が鼻眼鏡をかけ、炬燵でやっていました。
19 栗のしぶ剥がす手捌き枯れた指
最近、地域の先輩の女性が栗おこわを作って、ご馳走してくださいました。
しぶを丁寧に取り除いた栗の美味なること。その方のお人柄、そのものでした
。こ
の枯れた指の方に想いが広がりました。
最近、地域の先輩の女性が栗おこわを作って、ご馳走してくださいました。
しぶを丁寧に取り除いた栗の美味なること。その方のお人柄、そのものでした
。こ
の枯れた指の方に想いが広がりました。
27 炊きすぎてひとりに余る栗ごはん
おそらく、実体験にもとづく句ではないかと想像します。
飯茶碗二杯分の栗ごはんをつくることは困難です。
手間をかけたことと、食べてくれる人のいない寂しさに共感しました。
おそらく、実体験にもとづく句ではないかと想像します。
飯茶碗二杯分の栗ごはんをつくることは困難です。
手間をかけたことと、食べてくれる人のいない寂しさに共感しました。
29 毬栗や笑顔で彼は人を刺し
木から落ちて毬の割れた姿は「笑顔」。
栗も毬でその遺伝子をつないできたのでしょう。
木から落ちて毬の割れた姿は「笑顔」。
栗も毬でその遺伝子をつないできたのでしょう。
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35 胸の奥ひそかに抱いた柘榴の実
魅力的な句だと思いました。
理由は判りません。が、
「胸の奥」と「柘榴」との連関にあることだけは確かです。
35 胸の奥ひそかに抱いた柘榴の実
魅力的な句だと思いました。
理由は判りません。が、
「胸の奥」と「柘榴」との連関にあることだけは確かです。
以上、感想を述べさせていただきました。
失礼や思い違いがあればどうぞお許し下さい。
失礼や思い違いがあればどうぞお許し下さい。
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●萍漂子さんの作品
小春日のクヌギ林を逍遙し 【萍漂子】
履き慣れぬ長靴で剥く栗の毬 【萍漂子】
子狸は化けそこなって昼の町 【萍漂子】