●歌子選 【6,9、14,15 30,55、77
6 一人身や所在なくして年の暮れ
やできっているので、一層、独り身の所在なさがにじみ
出ていますね。
9 生かされてお蔭で無事に年の暮れ
私も全く同じ気持ちです。
14 幼子は目貼りに指を隙間風
幼子のいる家庭なので、笑いながら共感。
幼子の愛らしさが見えるようです。
6 一人身や所在なくして年の暮れ
やできっているので、一層、独り身の所在なさがにじみ
出ていますね。
9 生かされてお蔭で無事に年の暮れ
私も全く同じ気持ちです。
14 幼子は目貼りに指を隙間風
幼子のいる家庭なので、笑いながら共感。
幼子の愛らしさが見えるようです。
15 ひとり寝の夜具の衿引くすきまかぜ
夜具の衿引くと隙間風が絶妙な取り合わせですね
30 白菜の精ごと包む古新聞
中七がこの句の品位をぐっと高めました。天の恵みをおし抱く
ように扱う作者の生き方まで感じられるような気がしました。
55 先客の猫に遠慮の炬燵かな
猫は一番いい場所を知っていて、ストーブの前でも
ソファでも、炬燵でも悠々と占領しています。
わが夫にも、この作者の爪の垢を煎じて飲んでもらいたい(笑)
77 年越しの蕎麦や安都の湯気かおる
安都・・安堵と同じ意味と思ってよみましたが、よかったでしょうか。
安堵の湯気がかおる。。この表現がとても気に入りました。
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歌子の作品
12●歌子 12月20日
12 頭だけ前へ前へと年の暮れ 【歌子】
25 隙間風決してうんとは言はぬ夫 【歌子)
38 不揃いの白菜ぶ厚く古新聞 【歌子】
50 六十路女や着膨れているわけでなし【歌子】
63 ゆるびたる脚の炬燵や老い二人 【歌子】
75 忘年会上司来思はず噛まず飲む 【歌子】
87 子の言葉日に日に増えり晦日そば 【歌子】
12 頭だけ前へ前へと年の暮れ 【歌子】
25 隙間風決してうんとは言はぬ夫 【歌子)
38 不揃いの白菜ぶ厚く古新聞 【歌子】
50 六十路女や着膨れているわけでなし【歌子】
63 ゆるびたる脚の炬燵や老い二人 【歌子】
75 忘年会上司来思はず噛まず飲む 【歌子】
87 子の言葉日に日に増えり晦日そば 【歌子】