顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

祥雲さん選 (第39回)

⑦●祥雲さん選 【9、27、30、36、44、46】
 
 9 修験者に慣ひ火渡り厄落とし

   「慣ひ」は「倣ひ」が良いと思いますが、火渡りの
  
   厄払いの儀式を見た事があるので、共感できる句です。
 

 
27 春めくや部活の子らの声高に

   部活の特に女学生の声でしょうか、いかにも春め

   いて聞こえてくる様子が巧く表現されています。
 

30 田をせせる鳥の仕草も春めいて

   自然界が春めいてきた様子が巧く表現されています。
   「せせる」が効いています。

 
36 制服を調う子らの春めきて

   新学期を前に制服を調えることは子らの喜びです。

   またそれを眺めている作者の嬉しさも覗えます。

 
44 自転車でぬける梅林風やさし 

   自転車で梅林を抜けた時の優しい風の匂いが伝わって

   来るような良句です。

 
46 梅が枝の白さ紛らす鈍曇り

   早春の白梅は晴天ではなく曇天の日が多いのですが、

   「鈍曇り」が効いている良句です。
 
 
 
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⑧●祥雲さんの作品 2月18日
 
 
 8神主の振れる幣音厄払       【祥雲】
 
20寒明くや畑の土の膨らみて     【祥雲】
 
32盛り上がるもぐらの塚の春めける 【祥雲】
 
40今年また妻と歩みし梅小路     【祥雲】