顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

法被衣さん選 第42回

法被衣さん選【6、1、4、22、24、40、】

 
6 無防備の偉大な前進なめくじら
 
なめくじのゆっくりした歩み(というのか)が巧みに表現
 
されていると思います。

 

1 なめくじら手水の杓を占めており
 
どうしたものか困ったもんです。

 

4 野良終えて背負ふ竹かごなめくぢら
 
いつのまに。
 
 

22 雨上がる視界の端の若楓
 
視界の端がどういう状態なのか気になります。
 
 

24  舟遊び指に触れなむ青楓
 
船で枝の下をすり抜ける感覚、ゆったり感が
 
気持ちいい句です。
 
 

40 駅前がかるくあかるく衣がえ
 
かるくあかるくがこの季節の移り変わりをよく捉えて
 
いると思います。
 
 
その他気になった句
 

7 ごめんよと言って塩振るなめくじら

「言って」は無くても意味が通じるのではないかと思いました。

早速盗作

塩ふりて南無阿弥陀仏なめくじら

塩の道極楽往生なめくじら

 

16 母の日に小言いただく新茶かな

母の日と新茶が季語重なり?
 
後はやはり季語そのものを詠んだ句が多かったような・・・。
 
 
 
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● 法被衣さんの作品
 
若楓赤きプロペラ抱いており   【法被衣】
 
なめくじの赤ん坊にも抱く敵意  【法被衣】
 
衣替えまずは箪笥のにおい着て【法被衣】
 
夕刻も明るさを増す新茶かな  【法被衣】