法被衣さん選【6、1、4、22、24、40、】
6 無防備の偉大な前進なめくじら
なめくじのゆっくりした歩み(というのか)が巧みに表現
されていると思います。
1 なめくじら手水の杓を占めており
どうしたものか困ったもんです。
4 野良終えて背負ふ竹かごなめくぢら
いつのまに。
22 雨上がる視界の端の若楓
視界の端がどういう状態なのか気になります。
24 舟遊び指に触れなむ青楓
船で枝の下をすり抜ける感覚、ゆったり感が
気持ちいい句です。
40 駅前がかるくあかるく衣がえ
かるくあかるくがこの季節の移り変わりをよく捉えて
いると思います。
その他気になった句
その他気になった句
7 ごめんよと言って塩振るなめくじら
「言って」は無くても意味が通じるのではないかと思いました。
早速盗作
塩ふりて南無阿弥陀仏なめくじら
塩の道極楽往生なめくじら
16 母の日に小言いただく新茶かな
母の日と新茶が季語重なり?
後はやはり季語そのものを詠んだ句が多かったような・・・。
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● 法被衣さんの作品
若楓赤きプロペラ抱いており 【法被衣】
なめくじの赤ん坊にも抱く敵意 【法被衣】
衣替えまずは箪笥のにおい着て【法被衣】
夕刻も明るさを増す新茶かな 【法被衣】
なめくじの赤ん坊にも抱く敵意 【法被衣】
衣替えまずは箪笥のにおい着て【法被衣】
夕刻も明るさを増す新茶かな 【法被衣】