顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

蝸牛さん選  第42回

 ●蝸牛さん選
 
 
 
蝸牛選 【4・12・22・34・41・42】
 
   4  野良終えて背負ふ竹かごなめくぢら

             子供の頃、知らぬ間に蛞蝓がついてたことが良くありました。

       其の度に喚いていたのを思い出します。

 
  
12  新茶汲む急須傾げる指細し

    何気ない仕草の中で、指や手を見ると歳を取ったなと思うことが

    良くあります。 何方の指だったのでしょうか。

 
       22  雨上がる視界の端の若楓

    雨上がりの水滴のついた新緑はとても綺麗だと思います。

    目に映る様です。
 

 
       34  衣更生きる工夫の二つ三つ

    衣更をする様に不要な物を処分し、生きていければ良いですね。
 

    
       41  歳重ねだんだんずれる衣更え

    本当に其の通りです、歳を取ると暑さ寒さの感覚が鈍るのか・・・

    冷え性で寒がりなのか・・・若い頃の様にはいきません。
 

 
       42  おもひでのにがさかなしさころもがへ

    思い出の衣更・・・表現がとても好きです。
    
        
 
 
 
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●蝸牛さんの作品
 
 
 蛞蝓に塩一振りのしたり顔     【蝸牛】
 
  そろそろと掛け声だけの衣更え 【蝸牛】
 
  詠み返す指の仕草や若楓    【蝸牛】
 
  香り立つ一期一会の新茶かな  【蝸牛】