顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

6月第43回 投稿作品

作品番号        作     品 

1 紫陽花や憂ひしたたる被災の地

2 佇んで滑るカヌーの波紋追う

3 夏川やドレミファ橋をポンポンと

4 終止符を打って見上げる夏木立

南天の花白きかな秋遠し 

6 悩みある頭の形かき氷

7 梅雨模様猫と背伸びし日曜日

8 物干しに仕掛けられるや蜘蛛の糸

9 梅雨晴間幼いうちに薙ぎ払う

10 朝摘みしきゅうりあさってには届け

11 片町の戸開けおく夏燕

12 あめつちを飛翔一閃夏燕

13 出迎えは古びた宿の夏燕

14 夏燕ひたすら餌を巣に運び

15 飛びかねて羽をつくろう夏燕

16 思案する頭上を掠め夏燕 

17 夏燕しばしわがもの街の辻

18 夏燕いつもの巣から新生命 
19 家移りの時も決まれば夏燕

20 口元は童顔のまま夏燕

21 夏燕滑空するや谷渡り

22 脱ぎ捨てて駆け出す童夏燕

23 蝿追ひて背を丸め母しきり

24 家蠅の手もみながらの昼餉かな

25 店番の婆様目で追ふ蝿二匹 

26 痩せた蠅手で払ってるおばあちゃん

27 いつ来たか流しにミバエと瓜の皮

28 蠅叩く音や前世を思はせて

29 五つ六つ居間を根城に蝿や舞う

30 雨の日の蝿はゆうゆう居間を飛ぶ

31 蝿叩き右左持ち変え狙い打つ 

32 眼があって素知らぬそぶり蠅叩き

33 構えると呪文唱えて蝿消えり

34 どこからか知らぬ間に来て蠅が飛び

35 田園に麦わら帽子父の面

36 小魚を麦藁帽で掬いけり

37 菜園の畝高くせる麦わら帽

38 くたびれた麦わら帽子に差す日差 

39 麦藁の帽子と竿も昼寝せよ

40 麦藁帽男の翳り隠しけり

41 炭酸のコップの汗や麦藁帽

42 日焼けなら誰にも負けぬ麦藁帽

43 網持って麦藁帽子走り去る

44 省エネの麦藁帽子カンカン帽 

45 草刈りの音も高らか麦藁帽子 

46 小さすぎる麦藁帽子を捨てられず

47 夕焼けの沁みる野良着や岩木山 

48 黄金の浄土に至る夕焼かな

49 夕焼けて調子はずれのわらべうた

50 夕焼けや旅の疲れも吹き飛んで

51 夕焼けや昨日のことは昨日のこと

52 夕焼けやじゅっと燃え落つ日本海

53 夕焼けて肩に食い込む鍬一本

54 夕焼けのついに出ずして梅雨の宵

55 夕焼けや壁にもたるる恋心

56 夕焼けや地の果つるまで黄金色

57 夕焼けに染まるみょうとのワンセット

58 夕焼けの影踏み遊び親子連れ 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
6月の作品が揃いました。
 
確認したつもりですが、まずご自分の作品がちゃんとあるかどうか
 
確認していただけるとありがたいです。(転記するときに間違いが
 
あるかもしれません)
 
 
今回は6句選です。
 
締め切りは、今月中6月30日までとします。
 
宛先は karakoro575@yahoo.co.jp です。
 
 
選句の書き方は、メールの件名に 「6月の選句 まるこ」 などというように
 
書いて、本文は、いいと思う作品の番号を書いてください。(自分の作品以外)
 
その句のどこがいいとかんじたかとか、感想や批評の一言があればなお
 
理想的です。
 
ではお待ちしています。