⑦●牛郎さん選【1,13,28,32,38,48】
近江は、ここ1週間、梅雨明けを感じる、真夏日
が続いております、迷いに迷い、詠み手の方々に
申し訳有りませんが、♪どれにしようかな?
裏の弁天さんに聞いたらよく判るで選んでし
まいました
13、出迎えは古びた宿の夏燕
燕は妙に玄関先に巣を作るのですね。
28、蝿叩く音や前世を思はせて
前世も来世も人間で居たいと欲深い思いでいます。
32、眼があって素知らぬそぶり蝿叩き
思わず微笑んでしまいました、ハエ叩きの極意でしょうか。
38、くたびれた麦藁帽子に差す日差し
使い慣れた麦藁帽子なかなか捨てられません。
思い浮かべました。
♪♪・・・・♪・・・・・♪♪・・・・♪・・・・・・♪・・・・・・・♪……♪・♪・・・・・・・♪……♪
●牛郎さんの作品
構えると呪文唱えて蝿消えり | 牛郎 |
口元は童顔のまま夏燕 | 牛郎 |
夕焼けて調子はずれのわらべうた | 牛郎 |
日焼けなら誰にも負けぬ麦藁帽 | 牛郎 |
梅雨晴間幼いうちに薙ぎ払う | 牛郎 |