顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

牛郎さん選 (第43回)

⑦●牛郎さん選【1,13,28,32,38,48】
 
近江は、ここ1週間、梅雨明けを感じる、真夏日
 
が続いております、迷いに迷い、詠み手の方々に
 
申し訳有りませんが、♪どれにしようかな?
 
裏の弁天さんに聞いたらよく判るで選んでし
 
まいました
 
 
 
1、紫陽花や憂いしたたる被災の地
 
     東日本大震災に自然の驚異と癒しを考えさせられました。

 
13、出迎えは古びた宿の夏燕
 
     燕は妙に玄関先に巣を作るのですね。
 

 
28、蝿叩く音や前世を思はせて
 
     前世も来世も人間で居たいと欲深い思いでいます。
 

 
32、眼があって素知らぬそぶり蝿叩き
 
     思わず微笑んでしまいました、ハエ叩きの極意でしょうか。
 

 
38、くたびれた麦藁帽子に差す日差し
 
     使い慣れた麦藁帽子なかなか捨てられません。
 

 
48、黄金の浄土に至る夕焼かな
 
     「中尊寺金色堂」が世界遺産に指定された事を
 
     思い浮かべました。
 
 
 
♪♪・・・・♪・・・・・♪♪・・・・♪・・・・・・♪・・・・・・・♪……♪・♪・・・・・・・♪……♪
 
 
●牛郎さんの作品
 
構えると呪文唱えて蝿消えり牛郎
口元は童顔のまま夏燕牛郎
夕焼けて調子はずれのわらべうた牛郎
日焼けなら誰にも負けぬ麦藁帽牛郎
梅雨晴間幼いうちに薙ぎ払う牛郎