顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

7月の投稿作品  第44回

番号       作 品
 
1 奈落より神霊上がる瀑布かな
 
2 大滝の知も情もなく轟けり
 
3 百尋の滝の衣の舞う谷間
 
4 滝壺に落とし込みたい恨み事 
 
5 滝落ちて泡吹き飛んで渦が巻き
 
6 滝の音で聞こえなかったわもう一度 
 
7 滝つぼや涼吹き出せる龍の声
 
8 奥山の滝しぶき浴び生き返る
 
9 滝の音旋律ありてなきやうな
 
10 それぞれの願いを込めて滝修行
 
11 歩み来て万ほどのキス滝しぶき
 
12 滝行者五色の玉に磨かれし
 
13 七夕に祈りを吊す賑やかに
 
14 あれだけの花が昼寝すハス田かな
 
15 追山の勢い水かな声高く
 
16 荷車で西瓜二玉届きけり
     
17 押し流せすべてを叩け俄雨
 
18 ナイアガラ虹の橋遣る水の壁
 
19 熱風もさらりとなます夾竹桃
 
20 大西日木魚三三七拍子 

21 竹ザルに一泊どまりかぶと虫
 
22 募集紙に「言葉無用」と夏盛り
 
23 夏草の刈りて巣の蜂向かふなり
 
24 夏山の雲の間に間に静かなり
 
25 包丁の刃先深々冷奴   
 
26 ナイアガラ辿れば山の泉かな
 
27 水族館主役のようにクラゲ舞い
 
28 悩みなど無しや海月の舞ひ軽し
 
29 水玉の花となりきり舞ふ海月
 
30 かぜなみにただようくらげのにほんかい
 
31 地につかぬ海月に似たり娘かな
 
32 空いっぱい海月のような雲浮かび
 
33 ねえくらげ時はどっちに流れるの
 
34 うつし世を漂う我も海月かな 
 
35 言ひ訳はのらりくらりと海月かな
 
36 本物は見たことは無く海月食
 
37 人に時地には静寂大海月
 
38 語らふと小舟の下に海月かな
 
39 沈みゆく海月蒼さに溶けてゆき
 
40 波の間に命ゆらゆら水くらげ
 
 
 
 
 
 
7月の投句作品を発表します。
 
ご自分の作品があるかどうか、ご確認願います。
 
ご確認の上、6句選んで月末までに選句した番号を
 
送ってください。 できるかたは、一言でも、一句でも鑑賞、
 
感想、批評などを添えてください。お待ちしています。
 
 
送り方は  件名に  7月の選句 まるこ 
 
というように、選句メールであることが分かるように書いてください。