選句 (う)歌子 (祥)祥雲 (島)島ちゃん (次)J次郎2
(法)法被衣(つ)つだみつぐ (道)道草 (蝸)蝸牛
(羽)羽林長門守 (葉)風葉 (牛)牛郎 (し)しらぶる
(か)かんな
番号 作品 作者
つ か
1 奈落より神霊上がる瀑布かな 【祥雲】 2
葉
2 大滝の知も情もなく轟けり 【歌子】1
蝸 羽 牛
3 百尋の滝の衣の舞う谷間 【J次郎2】 3
島 し
4 滝壺に落とし込みたい恨み事 【蝸牛】 2
次
5 滝落ちて泡吹き飛んで渦が巻き 【かんな】1
し
6 滝の音で聞こえなかったわもう一度 【つだみつぐ】1
7 滝つぼや涼吹き出せる龍の声 【法被衣】
法 道 牛
8 奥山の滝しぶき浴び生き返る 【しらぶる】3
蝸 葉
9 滝の音旋律ありてなきやうな 【羽林長門守】2
祥
10 それぞれの願いを込めて滝修行 【牛郎】1
歌 祥 法
11 歩み来て万ほどのキス滝しぶき 【風葉】 3
羽
12 滝行者五色の玉に磨かれし 【道草】 1
13 七夕に祈りを吊す賑やかに 【島ちゃん】
法 牛
14 あれだけの花が昼寝すハス田かな 【J次郎2】 2
次
15 追山の勢い水かな声高く 【蝸牛】 1
歌 島 次 法 つ 道 蝸 し
16 荷車で西瓜二玉届きけり 【かんな】 8
羽
17 押し流せすべてを叩け俄雨 【つだみつぐ】 1
18 ナイアガラ虹の橋遣る水の壁 【法被衣】
歌 祥
19 熱風もさらりとなます夾竹桃 【しらぶる】 2
つ 牛
20 大西日木魚三三七拍子 【羽林長門守】 2
島 次 法 蝸
21 竹ザルに一泊どまりかぶと虫 【牛郎】 4
22 募集紙に「言葉無用」と夏盛り 【風葉】
歌 葉 か
23 夏草の刈りて巣の蜂向かふなり 【道草】
か
24 夏山の雲の間に間に静かなり 【道草】 1
24 夏山の雲の間に間に静かなり 【道草】 1
次 つ
25 包丁の刃先深々冷奴 【祥雲】 2
26 ナイアガラ辿れば山の泉かな 【島ちゃん】
27 水族館主役のようにクラゲ舞い 【島ちゃん】
祥 次 蝸 葉 か
28 悩みなど無しや海月の舞ひ軽し 【歌子】 5
道
29 水玉の花となりきり舞ふ海月 【歌子】 1
歌 牛
30 かぜなみにただようくらげのにほんかい 【J次郎2】 2
葉
31 地につかぬ海月に似たり娘かな 【蝸牛】 1
32 空いっぱい海月のような雲浮かび 【かんな】
祥 島 法 し
33 ねえくらげ時はどっちに流れるの 【つだみつぐ】 4
祥 つ 蝸 か
34 うつし世を漂う我も海月かな 【しらぶる】 4
島 葉
35 言ひ訳はのらりくらりと海月かな 【羽林長門守】 2
羽
36 本物は見たことは無く海月食う 【牛郎】 1
つ 道 羽
37 人に時地には静寂大海月 【風葉】3
し か
38 語らふと小舟の下に海月かな 【道草】2
歌 道 羽 牛 し
39 沈みゆく海月蒼さに溶けてゆき 【祥雲】5
道
40 波の間に命ゆらゆら水くらげ 【法被衣】1
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