顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

第47回 10月の選句発表

 1 肌寒の山道拾う栗二つ              【 道草 】

  葉 
2 肌寒や中島みゆきの振られ歌      【つだみつぐ】  1
 
   牛 流
3 肌寒や鍋の恋しき夕べなり         【祥雲】  2
 
  葉 歌
4 追伸に二行を足して肌寒し         【羽林長門守】 2
 
    次 
5 肌寒し夜半の四ツ倉捨て小船        【しらぶる】 1
 
  つ 牛 法 羽
6 肌寒や一人いる家の広きこと        【歌子】  4
 
    道 歌
7 肌寒き朝に家猫伸びひとつ         【法被衣】  2
 
8 肌寒に上着ことわる痩せ我慢        【J次郎2】
  
9 肌寒し寄り添いながらフルムーン      【牛郎】
 
10 肌寒い京の娘の声届く           【蝸牛】
 
  次 羽 島
11 肌寒や予定の無きも靴磨く         【風葉】  3
 
     し
12 肌寒きめざめの床の名残り惜し       【島ちゃん】1
 
  道 蝸 
13 山肌を焦がして燃ゆる草紅葉        【流れ雲】  2

14 草紅葉東屋訪ね共に座す           【 道草 】

  祥 流 歌
15 鍬置いて煙草一服草紅葉          【つだみつぐ】     3
  
 16 すれ違う乙女の指に草紅葉         【祥雲】

  道 祥 牛 次 し 
17 草紅葉人影のなき関所跡           【羽林長門守】  5

  島
18 ころころとゲートボールや草紅葉        【しらぶる】  1
  
   つ
19 雀群れ淑女も群れて草紅葉         【歌子】   1
 
  葉 羽 歌
20 石垣にくの一忍法草紅葉          【法被衣】   3
  
  道 蝸
21 川面まで踏み分け惜しむ草紅葉      【J次郎2】 2
 
22 苦労など忘れてしまう草紅葉        【牛郎】
 
23 親離れ出来るものかな草紅葉       【蝸牛】
 
  法
24 草紅葉鎌納めたる焼肉会          【風葉】  1
 
25 草紅葉心の端に降り積もる         【島ちゃん】
 
  祥 つ 次
26 きょうよりはきみとふたりで落花生     【流れ雲】  3
 
  祥 羽   
27 落花生夜の静寂にからからと        【道草】  2
 
  蝸 牛 流
28 ねえそれでどうなったのと落花生      【つだみつぐ】   3
 
29 食い尽くすまで手を伸ばす落花生      【祥雲】
 
30 手のひらで遊ばす落花生二つ        【羽林長門守】

  祥 葉 羽 島 
31 落花生これでおわりとまたひとつ      【しらぶる】  4

  流 し
32 黙々と夫の背中や落花生           【歌子】  2
  
33 今日の日を呑んで潰れし落花生       【法被衣】
  
  葉 蝸 法
34 手は口を口は手そしる落花生         【J次郎2】 3
 
35 名のごとく土の中から落花生         【牛郎】
 
36 姉妹故似てるはずだが落花生        【蝸牛】  
  
37 来客に両耳を預けて落花生         【風葉】
  
  つ 羽
38 落花生期待通りの中身かな         【島ちゃん】   2
 
  道 葉 法 牛 歌
39 切り株に夜露宿して星月夜          【流れ雲】     5
 
  法
40 小石投げ波紋拡がる星月夜           【道草】 1

41 おのづから声をひそめて星月夜        【つだみつぐ】
  
  流  し 
42 ふるさとの脳裏に浮かぶ星月夜        【祥雲】 2
 
  葉
43 再会を約すことなく星月夜            【羽林長門守】  1
 
  島
44 寝袋やきょうのテントは星月夜         【しらぶる】  1

  祥 法
45 幾万のみたまさざめく星月夜           【歌子】 2

  次
46 星月夜靴ひもの白歩み行く            【法被衣】   1

  牛
47 すたすたがつい立ち止まる星月夜        【J次郎2】 1
 
48 あの頃に戻ってみたい星月夜           【牛郎】
 
49 猪影や見え隠れする星月夜            【蝸牛】

  蝸 法
50 寝室の階別々に星月夜               【風葉】  2
  
  つ 次 歌
51 星月夜少し切り取り皿に盛る            【島ちゃん】 3

52 秋山に夫と登りし声少な              【道草】
 
  祥 羽
53 耳にふと甦る声十三夜               【つだみつぐ】  2

54 ちちろ鳴く朽木柱に父の声             【祥雲】
 
  島
55 今日明日隔てる虫の声のして            【羽林長門守】 1
 
  流
56 秋の空どよめく声や運動会              【しらぶる】  1

  つ
57 振り向けばたれの呼ぶ声金木犀          【歌子】 1
  
  つ
58 秋の夜を埋め尽くしてや星の声           【法被衣】 1
 
  蝸
59 夜に渡る妖しの羽音鴨の声             【J次郎2】 1
 
60 どっからか笛を吹くよな鹿の声            【牛郎】
 
61 秋の夜の声無き声の睨み合い            【蝸牛】

  道 蝸 牛 次 流 歌
62 きのこ採り見つけて声の押黙る            【風葉】 6

  道
63 白鳥の鳴き声高く秋の空                【島ちゃん】    1