顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

第50回 1月選句・披講

  
1 塵払ひ夢を重ねて宝船     【道草】 

  し             (夢)
2 幾度も触れてまどろむ宝船  【祥雲】
 
3 吉報や二つ揃おた宝船    【蝸牛】
 
4 部屋の中置いて眺めて宝船  【しらぶる】
 
5 船頭の七人もゐて宝船     【羽林長門守】
 
  道  葉
6 始まりは誰も裸や宝船      【歌子】
 
  牛
7 列島を宝船にと言ふ思い    【風葉】
 
8 宝船たしか寝る前入れたはず 【牛郎】

    祥 歌
9 宝船笑み満載のめでたさや   【法被衣】
 
              (夢)
12 光受け雪の回廊淑気満つ   【道草】 

  道 歌 羽 蝸 葉
13 神官の木靴の音の淑気かな  【祥雲】
 
14 散歩道見慣れた景色淑気かな 【蝸牛】
 
  祥 牛
15 太鼓橋渡る社の淑気かな    【しらぶる】
 
  
16 玉砂利を踏む足音や淑気満つ 【羽林長門守】
 
17 卒寿なる師凛として満つ淑気  【歌子】
 
  
18 無垢板の上がり框の淑気かな  【風葉】 
 
  蝸
19 枕元新着新足袋淑気かな    【牛郎】
 
  し
20 一夜明け境内に満つ淑気かな  【法被衣】
 
  
23 冬眠の亀つつきたる童去り  【道草】 
 
24 冬眠の白蛇の息や古社    【祥雲】
 
25 冬眠の亀の寝床の冷蔵庫   【蝸牛】
 
26 いつまでも冬眠中のわが才能 【しらぶる】
 
               (夢)
27 冬眠やまづは曇りて窓硝子  【羽林長門守】
 
  道 牛
28 冬眠の白き寝息や世界遺産  【歌子】
 
  し
29 冬眠やまだ収まらぬ放射能  【風葉】
 
30 冬眠の蛙身震い畔直し     【牛郎】
 
31 冬眠と添い寝をしたき二日酔い 【法被衣】

  し 葉 
34 日脚伸ぶ和服の袂小枝かな  【道草】 
 
35 日脚伸ぶ窓辺の鉢に水多く  【祥雲】

  道 牛 歌 羽 
36 親子してそぞろ歩けば日脚伸ぶ  【蝸牛】
 
37 日脚伸ぶ目覚ましよりも先に起き 【しらぶる】

  葉
38 ポケットに読みかけの本日脚伸ぶ 【羽林長門守】
 
                (夢)
39 日脚伸ぶ三日続けて友と会ふ   【歌子】
 
40 日脚伸ぶ本棚にある「悩む力」  【風葉】
 
  祥 歌
41 九十五の伝い歩きや日却伸ぶ   【牛郎】
 
  蝸
42 キーボード打つ手を休め日脚伸ぶ 【法被衣】
 
 
 
 
 
 
 
今回通りすがりの夢追い人さんから、選句と感想をいただきました。
 
ありがとうございました。
 
投稿者同士の互選なのですが、せっかくお寄せいただきましたので、
 
色わけして掲載しました。是非次回からの投稿を楽しみにしております。