顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

歌子 (第50回)

●歌子選 【9、13、36、41】
 
 
9 宝船笑み満載のめでたさや
 
    笑み満載。。これが宝の満載とかさなり、物の幸せよりも
 
  心の豊かさやそれがもたらす幸せを感じさせて、宝船の幸と重なり
 
  とてもゆたかでいいと思いました。
 
  宝船の絵ってどんなものなんだろう、それを枕の下に置くとは、どういう
 
  意味合いが。。。など、今まであまりそういうのを見たことがないので、
 
  今回自分でだした季題でしたが、いろいろ学ばせられました。
    
  
   
13 神官の木靴の音の淑気かな
 
  16の玉砂利を踏む・・・と詠まれた情景がよく似ていて
 
  どちらにしようか迷いました。どうしてこちらを選んだのか、考えてみました。
 
  多分、神官のほうが、より、映像がはっきり浮かんだせいだと思います。
 
  淑気という、あまりなじみのない季題だったので、神官の木靴と映像が
 
  はっきりしたことで、淑気の雰囲気がよりはっきりと感じとれました。  
  
  
36 親子してそぞろ歩けば日脚伸ぶ
 
  親子でほのぼのと、いい感じです。
 
 

41 九十五の伝い歩きや日却伸ぶ
 
   95の伝い歩き・・・新鮮な表現でした。
 
   年老いたお母さんを見つめるまなざしの優しが伝わってきます。
 
 
 
 
 
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歌子の作品
 

6 始まりは誰も裸や宝船       【歌子】
 
17卒寿なる師凛として満る淑気   【歌子】
 
28冬眠の白き寝息や世界遺産   【歌子】
 
39日脚伸ぶ三日続けて友と会ふ  【歌子】