●歌子選 【9、13、36、41】
9 宝船笑み満載のめでたさや
笑み満載。。これが宝の満載とかさなり、物の幸せよりも
心の豊かさやそれがもたらす幸せを感じさせて、宝船の幸と重なり
とてもゆたかでいいと思いました。
宝船の絵ってどんなものなんだろう、それを枕の下に置くとは、どういう
意味合いが。。。など、今まであまりそういうのを見たことがないので、
今回自分でだした季題でしたが、いろいろ学ばせられました。
13 神官の木靴の音の淑気かな
16の玉砂利を踏む・・・と詠まれた情景がよく似ていて
どちらにしようか迷いました。どうしてこちらを選んだのか、考えてみました。
多分、神官のほうが、より、映像がはっきり浮かんだせいだと思います。
淑気という、あまりなじみのない季題だったので、神官の木靴と映像が
はっきりしたことで、淑気の雰囲気がよりはっきりと感じとれました。
36 親子してそぞろ歩けば日脚伸ぶ
親子でほのぼのと、いい感じです。
41 九十五の伝い歩きや日却伸ぶ
95の伝い歩き・・・新鮮な表現でした。
年老いたお母さんを見つめるまなざしの優しが伝わってきます。
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歌子の作品
6 始まりは誰も裸や宝船 【歌子】