顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

1 祥雲さん選

① 祥雲さん選【12、16、17、25、26】
 
 12 だおだおと蕗を背負うて母来たる

   「だおだおと」は方言でしょうか。味のある適切な表現です。
   たわむような蕗の重量感が巧く表現されており、母への愛情も
   感じられる良句です。
 
      
 16 蕗を煮て職無きことの豊かなる
   
   「職無きことの豊かなる」に共感です。定年後の心豊かな生活
   の景が浮かびます。煮蕗が好きな方でしょうか。

   
 17 曇天を支えし蕗の広葉かな

   「曇天を支えし蕗」と「広葉」が調和しています。秋田蕗を想像させる
   巧い表現の良句です。
  
 
 25 もう少し頑張るつもりかたつむり

   「もう少し頑張るつもり」が「かたつむり」にぴったり合っています。
   
 
 26 梅雨寒の観光船の汽笛かな

   「梅雨寒」と「汽笛」がマッチしている、鮮やかな情景描写の良句です。
 
 
 
 
 
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祥雲さんの作品
 
2手際良く白玉作る割烹着 【祥雲】
13匂い立つ煮蕗の夕餉大家族 【祥雲】
21さやさやと風渡りゆく植田かな 【祥雲】