顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

第57回 選句・作者披講

 
  葉
1蒔き切りのキンキンと鳴る残暑かな   【道草】
 
  法  牛 
2工夫らの残暑に負けぬドリル音     【しらぶる】
 
3妻と見る山岳小屋の銀河かな      【祥雲】
 
   法 葉  歌
4天の川櫂の雫は肩濡らし         【羽林】
 
5残暑かな食欲のない二ゴロ鮒      【牛郎】
 
  道  羽  葉  歌 
6足の甲鼻緒の跡の残暑かな       【法被衣】

  道   
7肉体に働く重さ残暑かな          【風葉】
 
  祥 
8砂のまま残暑の海に飛び込みぬ     【歌子】

 
9国境といふなぞなぞ解けず銀河澄む  【風葉】
 
  祥  
10友逝きて身近となりし天の川      【歌子】
 
 
  祥  し  羽  葉 
11鈍行の車窓に落ちる銀河かな     【道草】

 
12天の川見えて普通とあらまほし    【しらぶる】

   歌 
13むずかれる孫の子守の残暑かな   【祥雲】
 
  法 
14江戸といふ坂多き街残暑かな     【羽林】
 
15切り株に腰かけ仰ぐ天の川      【牛郎】 
  
  牛 
16浜辺にて人声遠し天の川        【法被衣】
 
  法 
17向日葵の夜は思考を地下に埋め    【風葉】
 
  祥  
18南無阿弥と十偏唱ふ白桔梗       【歌子】 

  牛 
19地蔵盆孫の前髪切り揃ふ         【道草】

  羽  歌 
20鉢巻きを外し一気にとろろ汁       【しらぶる】

  し 
21顧みて尽くせしかやとつくつくし      【祥雲】
 
 
  道
22血族は少なきがよし盂蘭盆会       【羽林】

  し 羽 
23読経より気になる菓子の地蔵盆     【牛郎】 

  道 し 
24演奏の合間にすだく秋の蝉        【法被衣】