顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

10月 (第59回) 投稿作品

 1 庭の隅頭が下がる母の菊

 2 白菊に包まれ眠る母の顔

 3 競う手間想像して見る菊花展

 4 入院の主に教わり菊作り

 5 菊の名にもってのほかとあるを知る

 6 晩酌はお猪口がよけれ菊なます

 7 菊の香を纏ひ庭師の昼休み

 8 白菊や売り家の札の真新し

 9 軒の柿今は仮屋に吊るされて

10 口漱ぐ水は歯を打ち冬隣

11 秋刀魚二匹購ふてをんなの部屋に行く 

12 さんま食ふ箸先に満つ感謝かな

13 虫の声邪魔して廻るウォーキング

14 ヘルメット脱ぐや飯場の茸めし

15 ふるさとの山河いかにや鶫の目

16 草の花高原の空響き合ふ

17 旅先や秋思の人に尚一層

18 鳴き砂を踏みて愁思の浜辺かな

19 部屋広し家族留守なり秋愁う

20 減反地麦蒔き準備秋想

21 食欲にいずこに去りし秋思かな 

22 棄て切れぬ本に愁思の時の旅

23 みちのくの森に秋思のあるやうな 

24 津軽路に一両列車秋思ふと
 
 
 
 
 
10月の作品、お忙しいなかありがとうございました。
選句は3句として、11月2日まで作品番号と、感想、あるいは、これは
ちょっとどうなんだろうと思うことがありましたら、お互いの向上のために
ぜひ送ってください。 ではお待ちしております。