顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

祥雲さん (第59回)

祥雲さん選【7、10、14】
 
 
 7 菊の香を纏ひ庭師の昼休み  
  
  「纏ひ」が「菊の香」と「庭師」を巧く繋いで、庭師の
   穏やかなくつろいだ風情を感じさせている良句です。
 
 
10 口漱ぐ水は歯を打ち冬隣
   
   晩秋の冷たい水が歯に沁みる時の「ああもう冬が近いのだなあ」
   との発見句でしょうか。しみじみとした余韻のある句です。
 
    
14 ヘルメット脱ぐや飯場の茸めし

   激しい労働の飯場での最大の楽しみは食事。季節の松茸飯が
   でたのでしょう。「ヘルメット脱ぐや」に早く賞味したいと
   いう逸る気持ちが溢れた良句です。
 
 
 
 
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祥雲さんの作品
 
 
 2 白菊に包まれ眠る母の顔      【祥雲】
 
15 ふるさとの山河いかにや鶫の目  【祥雲】
                 
18 鳴き砂を踏みて愁思の浜辺かな  【祥雲】