顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

11月の広場

10月の句会ではいろいろな「菊」「愁思」があったにも
かかわらず、祥雲さんの
 
鳴き砂を踏みて愁思の浜辺かな 【祥雲】
 
この句に選が一点集中してしまいましたね。
 
俳句はたった17文字であらわす詩ということで、余分なものを省いて、
表現するわけですが、自分しかわからないようなことでは、読者に共感
を得てもらうことはできませんし、さりとてああーそうですか、だけでは、
詰まりませんし、何かコツがあるんでしょうかねえ。
今日はいつも私が句会で言われていることを、少しご紹介します。
①事実だからといって、何でもかんでも描かない。
 
 例   秋の夕空に丸い月が出てをりぬ・・・・・・・・・事実であっても、ああ、そうですか(そうですか俳句) 
                                 だけでおわってしまう。                
                                 そこにどんな感動があったのか、その感動を描こう。
                               
    
②当たり前のことをわざわざ説明したり、付け加えない
 
 例   秋の夜月こうこうと光をり   ・・・・・・・・・・ 月が夜に出るのは当たり前 こうこうと光ると言わなくても
                                 「こうこうと」だけで光っているということがわかるではない
                                  か。
 
                   
③読み手にいろいろ想像してもらえるようにしよう。
 
 
まあ、こんなことを最近よく言われています。こういうことと照らし合わせて、創りっぱなしではなく
ご自分の作品を、推敲してみるというのも楽しいかもしれません。