顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

第61回 法被衣さん選&作品

 
法被衣さん選 【 2、22、21、8,5】
 
 
2 冬涛も打たれる巖もあるがまま 
冬の海の厳しさ。
それでも人の世の厳しさよりも自然でやさしいのかも知れません。

22 性格を否めて褒めて雪掻きす 
雪掻きは北国の生活には欠かせない。
結局人々の協力がなければ成り立たないのでしょう。
昨今の過疎化でそれもどうなるのか心配になってしまいます。


21 一とせの肥えたる孫に初湯かな 
孫の成長と湯気が立ち込める浴室。
充足のひととき、でしょうか。

8 雪やみてゆらりと泳ぐ池の鯉 
池の鯉は寒くはないのでしょうか。
以前鎌倉で氷の下の鯉を見たことがあります。
雪やみてが時間の経過を感じます。


5 湯たんぽや腰曲げた母支度する 
湯たんぽは最近お世話になってます。
昔の人の知恵の偉大さに感謝する毎日であります。
 
 
 
 
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法被衣さんの作品
 
 
7 縁側で本読みふける大掃除        【法被衣】
 
16 年越しの蕎麦はゆたりと湯気の立つ  【法被衣】
 
23 元旦に馴れぬ正座の家族かな     【法被衣】