顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

第66回 5月の投稿作品

 
  1.田植終え棚田に水のまんまんと
 
 2.賑やかな園児の田植遅々として
 
 3.田植えして腰伸ばす先地平線
 
 4.朝五時に田植え機始動一人田に
 
 5.一夜明け水の国なる田植かな
 
 6.引く水に山脈写す田植えかな
 
 7.車窓より田植のさまを見送れり
 
 8.柏餅大江健三郎の頭痛
 
 9.重箱の黒光りして柏餅
 
10.襟足の艶を見るよな柏餅
 
11.葉の香り眼閉じほおばる柏餅
 
12.家孫に後継ぎ生まれ柏餅
 
13.葉の香り包み来たるや柏餅
 
14.葉脈をじっと見つめて柏餅
 
15.少年の口より大なる柏餅
 
16.老女逝き空き家の増えて五月尽
 
17.自転車を踏んで五月の海へ行く
 
18.幼子は五月の風に歩き初む
 
19.五月空寒立馬の子産まれたり
 
20.一段と父の声響く五月の田
 
21.句作して気付いてみればはや五月 
 
22.五月晴れ両手広げて白いシャツ 
 
23.訂正印押して五月の行きづまり
 
24.ボランティア終え緑陰の風を知る
 
25.薫風に和泉式部の古刹かな
 
26.白南風や物干し台にシャツ躍る
 
27.腹いっぱい風を食らいて鯉のぼり
 
28.軒下に風鈴吊るしうちわ風
 
29.薫風の小路吹き抜け坂の町
 
30.緑風の越え行く丘や芝桜
 
31.花びらをこぼし浜風きままなる
 
32.日に幾度岩木嶺仰ぐ田植えかな
  
 
   
5月の作品が揃いました。何かとお忙しいなか、近況報告などのメールや
ご親切な言葉などを添えてお送りいただいて、ありがとうございました。
今月は作品数もいつもより多いので、6句選でよろしくお願いいたします。
作品を鑑賞したらすぐに、いいと思った句の番号を送ってください。
選評や感想も添えていただけたら、作った人にも励みになりますが番号だ
けでも構いませんので、三日以内にぜひお送りください。ではでは、お待ちしております。