道 羽
1.田植終え棚田に水のまんまんと 【歌子】
1.田植終え棚田に水のまんまんと 【歌子】
牛 法
2.賑やかな園児の田植遅々として 【祥雲】
法
3.田植えして腰伸ばす先地平線 【道草】
4.朝五時に田植え機始動一人田に 【牛郎】
祥 葉 歌
5.一夜明け水の国なる田植かな 【法被衣】
法 歌
6.引く水に山脈写す田植えかな 【しらぶる】
牛 法
7.車窓より田植のさまを見送れり 【羽林】
8.柏餅大江健三郎の頭痛 【風葉】
羽
9.重箱の黒光りして柏餅 【歌子】
10.襟足の艶を見るよな柏餅 【祥雲】
牛
11.葉の香り眼閉じほおばる柏餅 【道草】
12.家孫に後継ぎ生まれ柏餅 【牛郎】
祥 羽 葉 し
13.葉の香り包み来たるや柏餅 【法被衣】
道 葉
14.葉脈をじっと見つめて柏餅 【しらぶる】
15.少年の口より大なる柏餅 【羽林】
16.老女逝き空き家の増えて五月尽 【風葉】
し
17.自転車を踏んで五月の海へ行く 【歌子】
牛
18.幼子は五月の風に歩き初む 【祥雲】
歌
20.一段と父の声響く五月の田 【牛郎】
21.句作して気付いてみればはや五月 【法被衣】
22.五月晴れ両手広げて白いシャツ 【しらぶる】
祥
24.ボランティア終え緑陰の風を知る 【風葉】
25.薫風に和泉式部の古刹かな 【羽林】
道 法
26.白南風や物干し台にシャツ躍る 【しらぶる】
羽 し 牛
27.腹いっぱい風を食らいて鯉のぼり 【法被衣】
道
28.軒下に風鈴吊るしうちわ風 【牛郎)
祥 羽 葉 し 歌
29.薫風の小路吹き抜け坂の町 【道草】
し
30.緑風の越え行く丘や芝桜 【祥雲】
道 法
31.花びらをこぼし浜風きままなる 【歌子】
祥 道 牛 歌
32.日に幾度岩木嶺仰ぐ田植えかな 【風葉】
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