⑦法被衣さん選(8.27.6.30.15.14.24)
8 お下がりの服より団栗こぼれ落ち
思い出ぽろり。
思い出ぽろり。
27 炉にかざす米寿の母の曲がり指
静かなひととき。
静かなひととき。
6 どっちかとどんぐり握る児のこぶし
こどものキラキラした瞳が目に浮かびます。
こぶしは握るもの、もっと広げてみると
さあどっちどんぐり握る児の瞳とか。
こどものキラキラした瞳が目に浮かびます。
こぶしは握るもの、もっと広げてみると
さあどっちどんぐり握る児の瞳とか。
30 また同じ父の話や囲炉裏端
同じ話をうなづきながら聞くのも愛・・・。
同じ話をうなづきながら聞くのも愛・・・。
15 茶の花や職人揃ふ地鎮祭
はれがましい風景。
はれがましい風景。
14 茶の花の奥に浄土の光かな
茶の花を覗き込んだ事はありませんが浄土はあるように思います。
茶の花を覗き込んだ事はありませんが浄土はあるように思います。
24 木枯やひしと抱き合う始発駅
朝でしょうか。
朝でしょうか。
今回は情景を描写しているものが多かったように思います。
もうひとひねり?
もうひとひねり?
法被衣さんの今月の作品
木枯しや一人佇む海の縁 【法被衣】
どんぐりを追ひて木陰のリス速し 【法被衣】
茶の花や遠くに笑みの老夫婦 【法被衣】
朝餉には灰清めらる囲炉裏かな 【法被衣】