②歌子の作品
春菊や売り出す声に癖ありて 【歌子】
春泥の靴はみ出しぬ男所帯 【歌子】
春浅し膝の痛みの残りけり 【歌子】
春菊や売り出す声に癖ありて 【歌子】
春泥の靴はみ出しぬ男所帯 【歌子】
春浅し膝の痛みの残りけり 【歌子】
歌子選 【3.8.16.22.23.24.】
3 帰り来る猫の足下春の泥
猫ちゃんを育てていたときのこと思いだし
ました。言葉のリズムもとても軽やかで・・・
猫ちゃんを育てていたときのこと思いだし
ました。言葉のリズムもとても軽やかで・・・
8 春泥や嘘つく術を身につけて
わ~嘘つく術を身につけるなんて・・こういうのも俳句になっちゃうんですね。
わ~嘘つく術を身につけるなんて・・こういうのも俳句になっちゃうんですね。
他の句は、全部春泥そのものを詠んでいるのですが、この句だけが、
春泥そのものを詠んでいないんです。季語そのものを詠むな、離れろ、と
よくいわれるのですが、離れすぎると意味が通じないし、難しいんですよね。
でも、この場合、ものすごく離れているのに、嘘→泥を吐くとか足がつくとも
いいますから、意味は通じますしね。
16 春菊は妻の手の内腹の虫
腹の虫・・がどういう事なのかピンとこないものの
まず軽やかなリズム感に惹かれました。妻の手にかかって、
春菊がどんな形で食卓に上るのかしら。興味津々。
腹の虫・・がどういう事なのかピンとこないものの
まず軽やかなリズム感に惹かれました。妻の手にかかって、
春菊がどんな形で食卓に上るのかしら。興味津々。
22 白粥の海に梅干し建国日
苦心に思わず一票。思いつきませんでした。
24 少しずつ打ち明け話水温む
少しずつ心がうち解けていく様と
水温むがうまいなあと思いました。
少しずつ心がうち解けていく様と
水温むがうまいなあと思いました。