顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

第81回 8月歌子選

①歌子(21,5,7.8,15,20)

 
21 迎え火や姉は十二のまま来る 
     
     こちらの記憶がそうさせるのですが、姉が
               12 のままで来るという表現に、胸を突か
               れました。
 
 
5 高原の宿の湯船や流れ星 
    
      高原の澄んだ空気、流れ星が露天湯に
                  こぼれ落ちてきたかと思うようなメル
                  ヘンチックな情景が目に見えるよう。

      
7 星飛んで稜線黒く空を切る
        
      山の峰から峰へ続く尾根が黒々と見え
                 る中、流れ星がシャーっと動く様が見
                  えるようです。
      星飛んで・・に、表現の工夫を感じま
                  した。
 
      
8 流れ星きっかけ探す仲直り 
 
      仲直りのきっかけを探して居るところへ
      流れ星を見たのでしょうか。何ともほほえ
                  ましい。 
      

15 うつむきし葬儀の列や秋海棠 

      秋海棠の赤色が葬儀とは少しかけ離れた
                  感じがしましたが、あの一斉にうなだれ
      た咲き方とうつむく人々のすがたを重ね
      たところに拍手。
 

20 コスモスの迷路を駈ける童子かな 
 
      秋桜畑のなかでキャッキャいいながら、
      戯れている幸福な家族のようすがめに
      見えるようです。