顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

法被衣さん 第82回9月

 法被衣さん選【7、20、21、10、6、14】
 
 
7 鰯雲竿しなめかす太公望
 海釣りでしょうか、大きな空としなう釣り竿が目に
 浮かんで来ます。 太公望の一言で釣りのシーンを語
 るうまさに感心。

20 冬瓜の忘れて車庫の主かな
誰もいない車庫に大きな冬瓜、ユーモアあふれる視点。
あまりの重さに後回しにして忘れた?
 

21 不揃いの冬瓜売りの訛りかな
不揃いというところから農家直売の市場でしょうか。
 売り手は農家のおばちゃん?
 

10 新涼や母はきゅきゅっと帯を締め
法事でしょうか、昔の人は身支度もかっこいい。
 

6 予感といふ言の葉ありや鰯雲
 予感が的中した作者の感動が伝わって来ます。
 吉事か凶事か・・・。
 

14 清流になだれ込むかに秋桜
なだれ込む、が群生した秋桜の迫力をいい得て妙。
 語感に美しさがあるとなお華やかさが増すような気がいたします。
 
 
 
法被衣さんの句

買い物に付き合い冬瓜撫でている 【法被衣】

哀しげな犬の瞳や鰯雲      【法被衣】

スーパーに居並ぶ葡萄たわわなる 【法被衣】