顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

4月つゆきさん選&作品



つゆきさん選 (2,8,11,17,24,29)

2 黄の帽子駆け寄ってくる若菜風

  黄の帽子を被った幼子が駆け寄ってきたのでしょうか。
  そんな様な想像を張り巡らせました。

8 ペダル踏む若葉の陰を映させて

  本来なら自然にそうなって居るのを敢えて「写させて」
  と表現の座五。「ペダル踏む」意志の力

11 寄居虫や波にたわむる子等の声

   子等の声にハッとした。よくある光景ながら、印象的な
   詠みぶり。


17 寄居虫の遠き思い出運び来る

   懐かしい思い出に浸る、ヤドカリと共に


24 銀輪を止めて一服さくら草

   銀輪とは自転車でしょうかね。一服の語に含まれる万感の
   思い。煙草とは限るまい。


29 このへんに座って話そうサクラソウ

   季語は「サクラソウ」。何ともざっくばらんな措辞。
   ラフでは有るが、馴れ馴れしくない。




つゆきさんの作品  
                                                                    若葉冷歩いて丁度良しの道       【つゆき】                                         寄居虫の売場にたむろする子犬     【つゆき】                                       さくらそう踏まぬ様にと立ち止まる   【つゆき】