風
1 海わたる咸臨丸や風青し 【祥雲】
法
2 風青し写経の筆のすぐ乾き 【牛朗】
2 風青し写経の筆のすぐ乾き 【牛朗】
駒
3 岩木川白く煙りて風青し 【歌子】
3 岩木川白く煙りて風青し 【歌子】
4 迫り来る山の端映えて風青し 【しらぶる】
祥 歌 風
5 田園に満つ水鏡風青し 【法被衣】
祥 牛
6 安全帽被る幼子風青し 【一駒】
7 おにぎりの笹に包まり風青し 【風葉】
風
8 沖縄の珊瑚を巡る鯖の群れ 【祥雲】
法
9 鯖寿しの札や店主の筆のくせ 【牛朗】
駒 牛
10 船宿の自慢の釣果鯖ばかり 【 歌子】
10 船宿の自慢の釣果鯖ばかり 【 歌子】
11 回転の鯖を選べば子供卒 【しらぶる】
し
12 鯖一本市場の隅に活き活きと 【法被衣】
牛
13 鯖味噌を肴に今宵友来たる 【一駒】
歌 法
14 水揚げの荷台飛び出す鯖拾ふ 【風葉】
駒
15 マルタよりマリヤの美徳聖五月 【歌子】
16 今年またツツジか悩む五月かな 【しらぶる】
17 見下ろせば五月のエナジー満つ世界 【法被衣】
駒
19 友焼かれ五月の空に聴くバッハ 【風葉】
歌 し
20 微かなる山毛欅の水音五月来ぬ 【祥雲】
祥 風
21 風五月野球少年声高し 【 牛朗】
し 法
24 五月雨や薄茶しずしず点ててをり 【歌子】
歌
25 傘ひとつ家族寄り添う夏の雨 【しらぶる】
駒 祥 し 風
26 蜘蛛の囲の水玉清し雨上がり 【法被衣】
牛
27 雨の日や相合傘に手も触れて 【一駒】
し 牛
28 青時雨博物館に靴の音 【風葉】