法 駒◎ し
1 客船のデッキに憩う燕かな 【祥雲】
牛 し
2 ツバメ舞う見下ろす堀の深さかな 【法被衣】
歌
3 空を斬る燕よつばめ血がたぎる 【一駒】
4 山吹をベッドの母に見せばやと 【祥雲】
歌 駒 し
5 山吹や忍者屋敷に隠し部屋 【牛朗】
祥 法 駒
6 山吹の濡れて鮮けし門出かな 【しらぶる】
祥◎ し
7 石橋をなでて零るる濃山吹 【歌子】
祥
8 陽炎やピンクの窓のケアハウス 【牛朗】
牛◎
9 さよならの理由陽炎の向こう側 【歌子】
歌◎ 牛 駒
11陽炎の中を一両浮かび来ぬ 【祥雲】
法◎
12苗代や男が困るときの眉 【牛朗】
牛
13仕事辞めのどかに一人岩魚釣り 【一駒】
法
14長閑さやリスのもぐもぐ眺めをり 【歌子】
駒
15のどけさや車のエンジン止めてみる 【法被衣】
15のどけさや車のエンジン止めてみる 【法被衣】
歌 祥 牛
16ハンドルの先に広がる苗田かな 【法被衣】
17雨風を超えてたくまし苗田かな 【しらぶる】
歌 祥 法
18 のどかさや野性失くした野良のお手
【しらぶる】