★≪かんな選≫ 6、9、11、15、27、30、31
6 元気な男の子が蝉取りに夢中になっていて夕立にあい 思わず近くのお寺の軒下に駆け込んで
雨がやむのを待っている感じがとてもすてきなのでいただきました。
9 まだ私は行ったことのないのですが、広い津軽平野に激しくふる夕立が目に浮かぶようで
すばらしい一句だとおもったのでいただきました。
11 どこか懐かしくて、夕立がきて慌てて洗濯物をとりこんだけどバスタオルなど一枚忘れて
しまったのかな?想像をかきたてる句だったのでいただきました。
15 里山で汗をかきながら遊んでいる子供達の髪の毛を気持ちよい風がつつんでいて幸せそうなのでい
ただきました。
27 ママと一緒にお散歩している時かな?急に夕立にあいママも幼子もびしょぬれになってる
感じをとても上手に表しているので頂きました。
30 お外で遊びたがっていた子供達も夕立を家の中で観賞しながらお絵かきしている様子が目に浮かぶ
ような作品なので頂きました。
31 なすやトマトが5坪の菜園でいっぱい実ってる所に爽やかな風がふき美味しそうなにおいまで感じ
とれそうで頂きました。
★≪しらべる選≫ 7、9、11、14、20、33、37
7 <風薫る大学構内鳥の声> よくわかる
◎ 9 <肥沃なる津軽平野に夕立ぬ>
絵のスケールが大きくていいですね
11 <夕立や物干し竿の忘れ物>
常の捕らえ方がいいですね。
14 <薫風に里山かける童かな>
いいですね。でも既視感あり
20 <夕立ちてふいに抱かるる傘の中>
ふふふ、というか、ほほほというか。
33 <夏の空切りさくように飛行機雲>
切り裂く、たしかにそうかも。
37 <夏の空青い匂いや田んぼ道>
匂いが青いのがいいですね。
選句以外にも一言
2 <風薫る木々の緑や太鼓橋> とてもいいんですが、季語ダブり?
3 <夕立が上がった後の虹の顔> 季語ダブりですが、意欲的なテーマに賛同します
8 <薫風を胸深く吸うウオーキング> これもよくわかります
12 <風薫るガーデニングの手は多忙> うまく表現できてます。
25 <薫風や高原かける長い髪> 絵にはなるのですが既視感があります
28 <夕立にぜんまい笑ふ森の中> ぜんまいの比喩にもすこし。
33 <夕立に新品の服泣いている> 運が悪いって、よくある。新品は真夏がいいか。
36 <夏の空大漁旗がお祭りに> 俳句ですので下句には連体か体言止の癖をつけましょう
★≪風智選≫ 1、11、17、19、21、34、37
1 <人待ちの山の茶房や風薫る> 山の茶房経験ありまして、絵が浮かびます
11 <夕立や物干し竿の忘れ物> 夕立はこれですよね。浮かばなかった(>_<)
17 <風薫る君の笑顔に雲晴れる> 星を数えるロマンティックな風智君はこれでしょww
19 <夕立に顔こわばらせ蒙古班> そうか、子供=蒙古班だよね。同じく子供を詠んだのに、ひねり
足らなかった。
21 <風薫るそそたる女の腕まくり> いいなぁ~ 働き者の腕まくり。
34 <夏の空ミンミン蝉の声沁みる> 句会にて発表済み
37 <夏の空青い匂いや田んぼ道> 句会にて発表済み
以上を頂きました。
ええね~~ゆっくりと選べるのも(^_^)v
★ ≪歌子選≫ 5、10、11、16、24、34.39
5 <夕立や大地冷まして青い空> 夕立の後の青い空と、大地が冷やされて ひんやりした空気の
清清しさが感じられる句でした
10 <風薫る小さき庭に苗伸びる> 庭にトマトやナスの苗を植えて、ささやかな幸せをいとおしんで
いる作者の気持ちが『小さき庭』から感じ取れる句でした。
11 <夕立や物干し竿の忘れ物> 取り込み忘れたシャツ?パンツ?靴下?一枚がびしょびしょに哀
れな姿でぶら下がっているのがなんだか笑いを誘います。
16 <夕立雲走る子犬の後を追ひ> 犬の散歩の途中、夕立雲がたったので、いそげ~~って走ってい
る様子が目に見えるよう。濡れないでちゃんと家に着いたか
なあ~そんな気持ちまで残す句でした。
24 <風薫るペダル踏む君もう見えず> 自転車でばったり会ったご主人?用が済んだら、颯爽とペダ
ルを踏んで去ってしまった様子が見えるよう。(『君』
とつかう場合は、夫とか情夫とか・・と心得るようにと
いわれたことがあります)
34 <夏の空ミンミン蝉の声沁みる> ネット句会で発表済み
39 <夏の空見上げる君に風そよぐ> ネット句会で発表済み
★≪夏好き子選 ≫ 1 3 18 19 23 35 37
特に19の蒙古班
31の5坪菜園がきいていると思います。
1の 山の茶房というのがきいてますね
あと19の蒙古班が生きてます
★ ≪島ちゃん選≫ 1 5 6 16 27 28 34
特に6 は急な夕立に作者の家の軒下に避難している子どもたちのことを詠んだのかな、
情景がすっと入ってきました。もうひとつ28のぜんまい笑う。。がおもしろかったかな~
★ ≪白い恋人選≫ 2 6 24 25 29 33 37
他の方の俳句をみてたら、わたしもこんなの作りたたかった
なんておもいました。
★ ≪木庭ちゃん選 ≫ 1 5 16 18 20 33 38
1 余り高くない山に登って一休み・・詠んだ瞬間 爽やかな風が・・決まりですね・・
5 夕立が過ぎた後の様子・・誰もが体感しますね・・気持ちがいい~一句
16 怪しい雲ゆき・・急いで帰ろう~ ポチも早い帰り足・・そんなに引っ張るな~~
18 お昼を済ませて横になり 庭の草花を見ていると・・うとうと・・
20 あら~~降ってきたわ~ 小さい傘へ・・ぐっと寄り添って・・
急に近い仲になて・・それとも雨降って地固まる仲かな・・
どの句も情景が浮かんで素晴らしい句ばかり、 悩んだ末の選句
ほぼ、原文どおりです。
選句も感想も、作者がまだわからないうちに書いているものなので、結果を読んで、
へ~あれは○さんの作品だったのね!とかこういうとらえかたもあるのねえなどと、
感想を読んで、またまた新鮮な楽しさがあったことと思います。
ではではまた次の句会と皆様からの投句を楽しみにしております。