作品番号 作品 作者 1 枯れ野原見えぬ怖さに逃れ発つ 【J次郎２】 2 落葉散るできたことだけ思い出す 【島ちゃん】 次 3 原発記事未だ一面冬に入る 【風葉】１ し 風 4 原発や雪の便りの重さかな 【法被衣】２ 5 紅葉の原発地区や人恋しい 【蝸牛】 祥 歌 6 …

歌子選 【６、２２、２７、３１】 6 寒月や遠くて近き放射能 子孫に残してしまうことになってしまった原発、放射能の 事を思うと、やりきれない恐ろしさ、やりきれない申し訳ない思いになる。 寒々とした月、季語の斡旋がとても生きていると思った。 22 陰干…

●島ちゃん選 【７，２０，２２，３１】 7 息白く母たちの旗反原発 母親達の力強さが感じられる句です。 20幸せなことだけ数ふ銀杏落葉 幸せなことだけを数えるという前向きな姿勢に共感。 22陰干しの母の形見のコートかな 陰干しという言葉を持ってきて大切…

●法被衣さん選 【19、23、26、31】 19 反省会遅刻しそうな落葉径 落ち葉を踏む足音と荒い息遣い。 あせる気持ちと早足とがうまく表現されていると思います。 23 コート脱ぎ玄関先で深呼吸 さあ、落ち着いて落ち着いてと。 何か重大な事で訪れた家の前。何が…